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今年一番の笑える青春映画。

『子供はわかってあげない』(日本/2020)監督沖田修一 出演上白石萌歌細田佳央太/千葉雄大/古舘寛治/斉藤由貴/豊川悦司

解説/あらすじ
もうすぐ夏休みのある日、高校2年の美波は水泳部の練習中にちょっと変わった書道部員のもじくんと学校の屋上で運命的に出会い、思いもよらない父親探しの旅が始まる。初めての恋、秘密の家族…様々な出会いで美波は成長していく。ひと夏の甘酸っぱい冒険に、誰もがあたたかなあの頃を思い出す――。

最初にアニメから始まるのが面白いのか?劇中アニメ『魔法左官少女バッファローKOTEKO』が今風なのかわからないけどちょっと面白かった。絶対、このアニメを制作して欲しいという声は上がるだろうな。そこまで作り上げる映画は最近多いのかな。

映画はアニメ・ヲタクの水泳部の女子高生(高2)と書道部の男子高生の出会い。このへんは青春映画だけど、それほどキラキラしない等身大の出会いで好感が持てる。ヒロインの上白石萌歌の魅力満載。彼女のキャラクターが映画の推進力。脇役もキャラが際立っていて面白い。

そんな中で、高橋源一郎が古本屋のオヤジだった。演技はそれほど上手くないけどなんとなくいい感じ。登場人物がみなキャラ映えしていていい。コメディだから飽きないし、脚本もいい。ラストは結ばれない方が良かったと思うがそれはひとそれぞれだから。夏休みの夢芝居にして貰いたかった。

青春ラブコメなんだけど実の父と娘の親子映画でもある。夏休み映画としては、田舎の海があり、部活があり、家庭の日常がありで、丹念に作られていた。

一見青春映画なんだけど豊川悦司がオヤジの中のオヤジではまり役。変なオヤジはいそうでいない。そして、娘の上白石萌歌が可愛い。斉藤由貴のお母さんもお年頃で良かった。今年、一押しの青春映画であるのは間違いない。

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