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盆送りの海

小島麻由美に「真夏の海」という歌がある。

パッと聞くと単なる恋の歌のように聞こえるが、彼女の
上ずった声とセンチメンタルな音楽は、それが過去の思い出の中の海だと感じさせる。それを歌う小島麻由美も聴衆者も懐かしさの歌の中に刹那さをかんじているのだ。そんな3分あまりの歌に戻らない海を感じてしまう

言霊と言っていい。それは彼岸の海なのだ。祀り去った海は誰もいなくなった海。ただ波の繰り返しに目を閉じる。そしてスキャットを静かに繰り返す。

盆送りの海

#わたしと海

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