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『卒塔婆業平』(創作ノート)

登場人物設定

小野マチ子(マチ)。代々小野小町の家系だとか。女子高生17歳。一人っ子。小野小町が宿ってしまう。祖母は老人ホームにいる。父は平凡なサラリーマン。母は書道家で歌の先生で、要は教育者。マチは反抗期。祖母を老人ホームに入れたことを許せない。

葛原ケイ子(ケイ)。4人家族のマンション住まい。弟一人。母は厳格なカトリック信者。父は学校の先生だけど、影薄い(一応マチの女学園の短歌部の顧問だった)。リーダータイプ。柳棚国男を密かに気に入ってしまう。

柳棚国男。柳田書店の息子。今にもつぶれそうな本屋で、オヤジは陰気タイプ。母も似たような感じ。本屋は柳棚国男の友だちの溜まり場になっている。エッチな本と人気コミックだけは揃っているのが目的なのだ。実は柳棚国男はマチの許嫁ということもあったようで、幼馴染。母親同士は仲がいい。眼鏡を掛けた時期からスケベ男子学生に変貌していく。根は純粋な正義感の強い勘違い男。マチとは幼馴染で、片思い。ライバル校の短歌部所属。理論化肌。

在原業平。平安時代からタイムスリップしてきた天才歌人。マチの女子校の顧問となると全国短歌大会で快進撃!マチの祖母をかつての恋人だと勘違いしている。

マスコミの取材を受けるがそれが全国ニュースになって在原業平返還運動になっていく。業平を過去に返さないと歴史が変わってしまうと言い出す学者やら権力者やらで、過去に返されることに。「タイムスリップ歌物語」。

その他部員が少々と学校関係者少々。双子の物理博士(『同時代ゲーム』のアポ爺とペリ爺)。


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