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中学生に読ませたい憲法のはなし

『あたらしい憲法のはなし』(文部省)

憲法記念日というを今まで意識したことがなかった。GWの中の一日にしか過ぎなかったのだが、暇だと改めて見直すことが出来る。今更という気がしないでもないが。憲法は学校で習うことになっているが、全文について見直すことはなかったようだ。

憲法については学ぶが、憲法自体そのものを読んだ記憶はない。部分的に9条や11条ぐらいだろうか?そもそも日本国憲法の条文が難しい言葉で書かれているというイメージを植え付けられていた。読んだことないのに、お役所言葉だろうと。そして今回、この中学生用に書かれた解説書を読んで驚いた。

義務教育を学んだ者は誰でも読めるように書いてある。(1947年当時の)中学一年生の社会科教科書だったらしい。なぜ、これを読んでいなかったのか。わかり易すぎて内閣が恐れたのじゃないかと推測する。オレっちの習った教科書にはなかった!だから、無職になった今読んで驚いているのだ。

まあ働いているときはこんなもの読みもしないのはわかっている。忙しすぎるのだ。暇な大人か子供しか読む気がしない。だから、子供には読ませるべきなのだ。それが彼らの未来に役に立つ。基本的人権を知っているのと知らないのでは、生き方が違う。

これは二十歳前に読んでおくべきものだった。憲法の条文を項目別に15章にわたって述べている。日本国憲法の章にあたいするところの解説である。条については(百条以上あるのだから、読む気が失せる)書いてないがウィキペディアで当たればそれが何条なのかはわかるようになっている。前文も載っていて、この前文だけでも読んでおきたいところだ。

だいたい、自民党は最後の憲法改正の補足だけで済まそうとしているが、憲法9条を公共の場で論じ得ないとかこの憲法制定時にはありえない社会だよな。Tシャツを着ていても追い出されるとか。表現の自由も基本的人権もあったものではない。なんかそれが当然と思わされているが。

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