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四月馬鹿花海棠を仰ぎ見て

不覚にも四月になっていた。別に普段と変わらないのに変わらなきゃと思うのが四月だった。だからエイプリフールがあるのかも。お前、そんな目標立てても同じだからと。めげずに今日の一句である。桜だと思ったら花海棠という林檎の種みたいだ。季語にも晩春とある。

四月馬鹿花海棠を仰ぎ見て

もう駄句しか出来ない四月馬鹿だった。万愚節と言うとちょっとは悧巧に見えるか?

引き籠もって読書。『北川透 現代詩論集成1 鮎川信夫と「荒地」の世界』を読む。評論らしい評論と言えばいいのか遇の寝もでない難しさ。少し読むと眠くなってしまう。詩のあり方を批評したものだが、詩は彼岸のことであり、その滅びの感覚を持っているのが詩人であり、大衆とは相容れない人だみたいな。なんとなくわかるのだが、大衆の味方みたいな詩人には注意せよということなのか?

読書はほとんどそのぐらい。合間にアニー・エルノー『シンプルな情熱』を読んだ。あまり好きな作家でもないかもしれない。キリスト教の「告白」なんだと思った。

だから自分も告白してしまおう。フェイスブックを作ったら元カノがアクセスしてきたのだ。その神経がわからない。はっきり言って昔の姿ではないのだ。欲望してしまいそうになる自分も何だが搖れる恋心というか欲望だろうな。一度痛い目にあっているから無視するけど。



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