やさしい嘘のはなし
三秋縋(2018)『君の話』早川書房
を読みました。
実在しないはずの幼馴染・夏凪灯花とある日出会ってしまった。
三秋さんの物語は、幸せすぎるくらいに幸せなのだけれど、自分がそこに飛びついたら、その先にあると思った地面がぽっかりなかった、というような読後感を覚えます。
この本は少し違っていて、飛びついた先にあったものは既に消えてしまったあとで、でもその先には確かに道が続いているという印象を受けました。
あまりにきれいな思い出なので、具体的なことは何もいいたくなくて、非常に個人的な話をしてしまいました。
文庫化しないかな。
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