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日記 青空、音楽、琥珀色の街。

 5月18日。海の中道の音楽フェスCIRCLE 2024へ、夫とともに出発。バスを乗り継ぎ、10時半頃会場到着。素晴らしき快晴、暴力的なまでの日差し。例年より人が多いような気がする。


・折坂悠太band
『さびしさ』。この一曲が聴けただけでも来た甲斐があったかもしれない、と思った。日差しがきついし汗ばむけれどさわやかな風は吹いていて、目を閉じながら身体をゆらしながら聴いていた。ライブ中に目を閉じることが好きだ。周りにはたくさん人がいるのに、なんだか一人ぼっちでこの場所に立っているかのような、不思議な感覚。いい歌だ、と思った、改めて。大好きな歌だ。折坂くんはベージュっぽいシャツを着ていて、松田龍平に似てるよなあ、と思いながら観ていた。

・KIRINJI
寝っ転がって堀込兄の歌声を聴く、というなんたる贅沢!お兄ちゃんはお洒落なシャツを着ていて、キラーチューンはキラーチューンであった。
 
・大貫妙子
大貫妙子と矢野顕子が分からなくなるんだよねえ、と夫と話しながら、こちらも寝っ転がって贅沢に堪能。
「長生きすればいいってものでもないんですが、しましょう」名言。

 このフェスの醍醐味は、会場がステージを中心にすり鉢状になってるので、シートに寝転んだ状態でもステージを楽しめるところ。あまりの気持ちよさに爆睡してしまった夫を残して、ひとり探検。会場外のフードコートでソフトクリームを購入し、日陰の石垣に腰かけて、周囲の人々を眺めながら食べた。すれ違うひとたちの服装を見ているだけで楽しい(やはりくるりのグッズ率高し)。ひとりでフェスに来たらこんな感じなのかな、と思ったり。

・never young beach
会場から人が溢れんばかりの盛り上がりっぷり。後ろのほうでゆるく楽しんでいると、目の前に細野晴臣のお孫さんがいた(お酒片手にとても楽しそうだった)。

・くるり
本日のメインステージトリ。日々の生活のBGMとしてよく聴いているのに、生で観るのは初めてのくるり。『ロックンロール』『東京』『ばらの花』!名曲連打、めくるめくグッドミュージック。くるりっていいバンドだよねえ、と改めて確信。MC中の岸田繁はおじいちゃんのようであった(歌っているときは普通にかっこいい)。アンコールでは『琥珀色の街、上海蟹の朝』!!会場が一気に色めきだつ。みんなこの曲が好きなんだねえ、私も大好き。「上海蟹食べたい♪」とみんなで歌う。ゆらゆらと漂う祝祭感、幸福感。いったい誰に向けてなのか分からないけれど、ありがとう、と言いたくなる。ありがとう、愉しい時間をありがとう。


 くるり終演後、会場には高橋幸宏『Drip Dry Eyes』が流れていた。たしか去年は『プレゼント』が流れていた。このフェスはほんとうに幸宏さんのことが好きなんだな、と思いながら、夫とシートを片付けた。


食べたものメモ(はしゃいであっという間に食べてしまうので写真を一枚も撮っていない、という不覚)
・魚貝のパエリア
・ホルモン焼きそば
・パイナップルサワー
・メガレモンサワー
・明太子たこやき
・ソフトクリーム
・ソイラテ(無料配布)
・いちごチョコホイップクレープ


寝っ転がって見上げた空。

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