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日記 それは花々を砕く音。

 6時半起床。晴れ。早番勤務。朝食、茅乃舎の茄子の味噌汁(フリーズドライ)に、わかめ、切干大根、豆乳、ごはん加えて食べる。仕事用のトートバッグに新潮6月号入れようとするも、あんまり重たいので諦める。勤務。休憩前にお腹を空かせていたら、文庫担当の先輩がなんとも高級そうな最中をおすそ分けしてくれた。版元からの差し入れだそうで、ありがたくいただく。白餡。本日も滞りなくトラブルなく労働終了。ファミマでおやつ買って帰宅。本日の夕飯も一人めし。チャーハン(サラダチキン、キャベツ、しめじ)、もずく酢、キクラゲの和え物、味噌汁。一人めしは冷蔵庫の残りもの一掃めしでもある。ちまちま作ってわしわし食べる。私は私のごはんが好きだ。

 神宮球場でのヤクルト巨人戦観ながら食べる。負けても負けても、当たり前のように観ている。今日も1点及ばず惜敗、ついに単独最下位に。天を仰いだ青木の表情‥‥‥。苦しいときこそ青木宣親だと、私は信じ続けている。苦しいときこそ青木宣親、苦しいときこそ川端慎吾、苦しいときこそつば九郎。応援するのみ。塩見の無事を祈るのみ。今日も神宮の夕暮れは美しかった。予想外に早く帰宅した夫、玉打ちで三万負けたと嘆き悲しみ落ち込んでいた。三万‥‥!落ち込みながらも買ってくれたお土産の治一郎のロールケーキ食す。心に沁み入るやさしい甘さ。恵方巻きのように一本丸ごと食べることができたら、いいのに。

 新潮6月号収録の朝吹真理子『植物人間』読了。すごかった。文章を追っているだけで無意識に眉間に皺が寄ってしまうぐらい性格最悪な登場人物が出てきて、うへえ、となる。そしてやっぱりSF(すこし ふしぎ)。いやぜんぜん少しじゃないんだけど。リアリティと幻想のバランスが、絶妙。無花果、うなぎ、串カツ、蛆虫‥‥‥ぷちぷち、ぐしょぐしょ、ぷりぷり。きもちわるう。きもちわるいけど、気になっちゃう。なんだかわるい夢でも見ているみたいだ。振り切れてるなあ朝吹真理子。底知れない。すきです。それにしても、昨夜読んだ村上春樹『夏帆』といい、こんなにたくさん短編が収録されているなかで二日続けて最低最悪な男に遭遇するの、なんか笑っちゃうな。

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