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自由気ままな とまとさんに首ったけ『とまとさんにきをつけて』

これ、とっても面白いです。天真爛漫、自由なとまとさんがやってきて、読者に話しかけてきます。かなり勝手なことを言ってきます。
突然泣き出してみたり、変な顔をしてみたり。
そして、あとはひとりであそんでね ばあい
と、去っていきます。こちらは面食らうばかり。
ですが、これが癖になる。
娘も大層気に入って、げらげら笑っています。

余談ですが娘は最近桃太郎がブームのため、ついでにこの作者の”五味太郎”も気に入り、「これ、ごみたろう、ね!」というのも流行っています。
2012.11.18

五味太郎 『とまとさんにきをつけて』(偕成社)

※10年後の私からのコメント
そうそう。この本は、ちょっとびっくりした。本の中のとまとさんが、こちら側に働きかけてくる。結構勝手な言い草だから、親から子どもにはなかなか言わないけれど、とまとさんを介して子どもに読む(言う)のが小気味よい。こういうのって、いいよね。

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