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大画面(大型絵本)の迫力で、吹き飛ばされる~! 『きょだいなきょだいな』

家の近くの図書館では、月に2回、おはなし会があります。主に幼稚園から小学校中学年のこどもたちが集って、本を3冊読んでもらいます。図書館と読み聞かせサークルの共催のようで、いつもいろいろなタイプの多彩な絵本を選んでくれるので楽しく、一番チビながら娘も参加させてもらっています。私のひざから離れて、おにいちゃんおねえちゃんたちの間に座って、みんなの顔をのぞいたり、笑ったりしながら、一生懸命聞いています。

本の間には手遊びやお話が入ったり、時にはおばちゃんが魚や草花の実物を持ってきて見せながら教えてくれることも。読み聞かせの後の工作も、子どもたちの楽しみです。

学校もバラバラ、年齢も違う子どもたちが、一緒に本を読んでもらう。その時間は、本当にすてきです。もちろん途中で飽きてしまったり、ふざけだしたりすることもしょっちゅう。でも、なんだかんだいって、みんな聞いています。娘にはまだ早いかな、と思っていたのですが、後から図書館で「これ、このまえ読んでもらったね」と言うのを聞いて、驚きました。

子どもたちが集って、安心できる雰囲気の中で楽しい時間を過ごす。そこに絵本がある。というのが、私と2人で読むのとはまた違った絵本の受容を促すのは間違いない、とつくづくありがたく思っています。

これまでで特に私のこころに残った絵本は、
長谷川節子・文 降矢奈々・絵 『きょだいな きょだいな』(福音館書店)

あったとさ、あったとさ…… で始まる文はリズミカル、描かれる世界は野原に巨大な扇風機で子どもがくるくる回ったり、とにかくのびのびとスケールが大きく、楽しい。絵本のすばらしさが詰まった一冊だ、と、読み聞かせをしてもらいながらゾクゾクしました!
(追記― 大型版を読んでもらったせいなのか、内容のスケールが大きすぎるためなのか、娘はこの絵本を怖がって、その後借りるのを拒み続けています…。母はまた読みたいぞ!)

2013.7.20

※10年後の私からのコメント
手元には、このおはなし会が開催してくれた「お楽しみ会」での写真がある。毛糸のチョッキ(ベスト?)を着て、頬を赤くした小さな娘の姿にキュン・・・。
子どもたちがみんなで絵本を見る後ろ姿も思い出す。あの光景は、本当にたまらなく良いものだった!

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