青田努(@AotaTsutomu)

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自分のキャパは何で決まるか(4種類のキャパの話)

キャパオーバーしてしまうと、自分を自分らしく保てなくなりますよね。ということで、今日はとても大事な「キャパ」の話。 予定がないから休む、ではなく 休むという予定を入れる 先日、大学にお邪魔してお話しした時に、学生から「つい自分の予定を詰め込み過ぎて、ヘトヘトになってしまうんですけど、どう管理すればいいですか?」と聞かれました。分かる分かる。 その時、僕はふたつのことを伝えました。 ひとつめ。 自分を自分らしく保って、パフォーマンスを発揮するためには、休息が必要です。特

    • 意見の異なりはどこからくるのか(4つの異なり)

      ダイバーシティ&インクルージョン、多様性という言葉が日本でも広く使われるようになって数年が経ちました。 多様な人たちが集まると多くの意見が生まれますが、これら意見の異なりや議論はややもすると「自分への攻撃」と捉えられてしまうことがあるため、私たちは「なぜ異なっているのか」「その異なりはどこから来ているのか」について自覚的であり、無用なヘイトを生まない必要があります。 個人的にはこの意見の異なりや食い違いの元となっているものは大きく4つに大別されると考えています。 ※この

      • 2021年をつらつらと振り返る

        外出自粛が続きましたが、多くの出会いや変化があり、ここ数年の中でも楽しい1年となりました。結論から言うと、徹底的に攻め、突っ走りました。 そもそも年始はこういうことを言っていましたが・・・ ・・・動画編集と書籍の執筆以外の半分くらいはできたかなと。 じゃあ半分だけしか達成していないからNGかというと決してそういうわけではなく、それ以上のことができたのではないかと思います。 出来事でまとめると↓こんな感じです(スマホじゃ見づらいかも)。 出来事について 2021年は

        • 人を動かすに足る「ビジョン」の考え方

          自社の存在意義を言語化したり、Purpose(パーパス)を新たに策定する企業が増えています。存在意義は「Who we are ?」「Why ?」を言語化したものであり、ビジョンにかなり近い概念と言っても良いでしょう。 そこで今回は自社や自分たちの部署で新たにビジョンを策定する際にヒントになるようなことをお伝えできればと思います。 ビジョンとは何か? まず、ビジョンとは何か。ビジョンとは自分たちの「在りたい姿」≒「なぜやるのか?」≒「目指す状態」を言語化したものです。(要

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          努力を「有効な努力」にするために必要な「量質転化」と「経験学習」の話

          美化してしまいがちですが、やはり「ムダな努力」というものは存在してしまいます。がんばった割に報われなかったり、時間をかけている割には上達しなかったり。「努力はムダにならない」と思いたいものの、これはなかなか難しい問題です。 一方でやはり、努力が成果に結びつき報われることもあります。今日は「有効な努力」「いいがんばりかた」について、「量質転化」と「経験学習」というキーワードで説明します。 量質転化 初めて聞く方もいるかも知れませんが、「量質転化」という考え方があります。

          努力を「有効な努力」にするために必要な「量質転化」と「経験学習」の話

          あなたの原動力と、刺激するトリガー

            チームのモチベーションアップのためにいろいろ頑張ってみたけど効果がない。そういうときは「原動力」と、原動力を刺激して引き出す「トリガー」が合っていないのかもしれません。 たとえば、「チームのビジョンを考える」ことは自分の仕事の意義を大事にするビジョンタイプのメンバーの活力を引き出すには効果がありそうですが、とにかく難ミッションに立ち向かうことが好きなクエストクリアタイプのメンバーには響かないことがあります。 そのため、モチベーションについて考える時には、まずは以下のよ

          あなたの原動力と、刺激するトリガー

          仕事における7つの報酬

          一部の業界では人材獲得競争が激化し、給与レンジの見直しを迫られている企業も少なくありません。 いろいろな調査がありますが、昔から転職理由のTOP2は概ね「人間関係」と「給与」となるくらい、金銭報酬は重要な要素です。 しかし、はたして本当に優秀な人材を金銭報酬だけで引き止めることは可能でしょうか? 私は仕事における「報酬」には少なくとも以下の7つがあると考えます(人によっては、もっとあると思います)。「給与は上げたのにその効果を感じらづらい」という時に、金銭報酬以外で会社

          仕事における7つの報酬

          転職者に必要なunlearnと、迎え入れる人たちがすべきonboarding支援

          優秀な人でも、環境が変わったら今までのように優秀でいられなくなることがあります。なぜなら、私たちの能力には「発動条件」があるからです。 ↓こちらの記事のように、今まで大企業で発揮できていた能力が、中小企業で発揮できなかったということは珍しくありません。 万能の優秀さは存在しない これは私自身が経験したことですが、自分自身の能力をフルに発揮できた職場もあれば、あまり発揮できなかった職場もありました。 同じ人間なのに、基本的な保有能力が変わっていないはずなのに、優秀な自分

          転職者に必要なunlearnと、迎え入れる人たちがすべきonboarding支援

          採用ではターゲットだけでなく、マーケットも見よう (たとえば高専卒採用の場合)

          一昔前だったら「ロボコン」のイメージが強かった高専。しかし最近では「全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2021」(高専DCON)なるものが開催され、AI関連領域でも存在感を発揮しています。↓この様子は僕もNHKで観ていました。 また、徳島県に新たにできる次世代高専「神山まるごと高専」は先日クラウドファウンディング上で大きな話題となり、昔から熱い存在であったが高専は今も変わらず熱いと感じます。 こうなってくると「高専いいじゃん、うちも大卒採用で苦戦してるから高専生

          採用ではターゲットだけでなく、マーケットも見よう (たとえば高専卒採用の場合)

          副業先として強みを発揮できた京都の旅館の話

          副業を許可する会社が増えている。副業を受け入れる会社も増えている。こちらの記事↓では、東京に住みながら石川県の和洋菓子店で副業する会社員の方が紹介されている。 記事によると、この方はリクルート社のサンカクを利用したようだが、ほかにもキャリアSNS YOUTRUSTの「すごい副業」「かなう副業」も注目を集めている。また、ヤフーのギグパートナー募集では10歳から80歳までの104名と業務を開始した。 このような副業増加の背景としては、以下の4点が考えられる。 ① 個人の変化

          副業先として強みを発揮できた京都の旅館の話

          就活生に知っておいて欲しい、キャリアにおける5つの「資」

          就活生にとって6/1は節目の日。夏インターンへの関心が高まっている23卒の学生も多いのではないでしょうか。このnoteでは、そんな若い方々がこれからのキャリアを考えるにあたって参考になればと思い、キャリアにおける5つの「資」についてお話しします。 先日のNIKKEI STYLEでこのような記事がありました。 会社選びで注目すべき点をもう一つ挙げるとすれば、「就職人気ランキング」などに振り回されすぎないことです。就職人気ランキングのトップ10社の株式を毎年買うという取り組み

          就活生に知っておいて欲しい、キャリアにおける5つの「資」

          企業経営における「いいビジョン」の3条件

          企業の「らしさ」を定義し、生命線でもあるビジョンとバリュー。先月はAmazonを題材に、急拡大する組織においてカルチャーとバリューをいかに浸透させていくかについて解説しました。今月は姉妹編としてビジョンについて解説します。 近年、自らのビジョンをいま一度取り戻す動きがある企業が増えている感があります。たとえばこちらの記事のようにソニーさんや積水ハウスさんは、喪われつつあった自分たちのビジョンを再定義・言語化し、新たな第一歩を踏み出そうとしています。 また、以前に掲げたビジ

          企業経営における「いいビジョン」の3条件

          組織拡大しつつもカルチャーを保つ方法 〜アマゾンの事例から

            目を疑いました。アマゾンの従業員数が1年前の1.5倍になっているとのこと。 アマゾンは配送能力を高めるため物流施設などで積極的な人材採用を続けており、3月末の世界の従業員数は1年前の1.5倍の127万1000人に増えた。 私も数年前にアマゾンジャパンで、上記の物流施設(フルフィルメントセンター)やカスタマーサービスセンターで↓とても多くの方々の採用↓に関わらせていただきましたが、それでも従業員数が1年で1.5倍になるほどの規模ではありませんでした。 ところで、組織

          組織拡大しつつもカルチャーを保つ方法 〜アマゾンの事例から

          「採用を体系的に学ぶ会」、はじめます。

          いい採用は、人と企業を幸せにします。だけど、その方法論は十分に知られておらず、多くの採用担当者は今日も我流で奮闘しています。 人のキャリアと、企業の成長に大きく影響を与える採用。これを一度、体系的に学び直せる機会が必要だと、僕は考えました。 このnoteは、僕が新たに始める「採用を体系的に学ぶ会」について、その概要や根底にある考え方を伝えるために準備しました。 ↓こちらの資料でもほぼ同様の内容が書いてありますので、PowerPoint形式(のPDF)で読みたいという場合

          「採用を体系的に学ぶ会」、はじめます。

          アルムナイ・ネットワークが成立する5つの条件+1

          一度退職した社員が戻ってきて再入社する、いわゆる「出戻り」。ここ数年の採用難もあり、一部の業種のみならず関心を持つ企業は増えてきているのではないでしょうか。 出戻りのメリットは一般的に・・・ ■ 自社のことを知っているのでカルチャーギャップがない(カルチャーギャップがあって退職した社員はそもそも戻ってこない) ■ 在籍していた期間の働きぶりや評価が分かっているので、受け入れる側も安心 ■ 自社の勝手が分かっていて社内人脈もあるので即戦力性が高い ■ 自社でも活かせる

          アルムナイ・ネットワークが成立する5つの条件+1

          キャリアにおけるリスクと付き合い方(必要な3つのアクション)

          キャリアにおいて、リスクはつきもの。先が見えず、未知のものは怖いですよね。でも、リスクとの正しい付き合い方を知ると、より遠くまで冒険できるようになります。そのためにはどうすればいいか、3つのアクションとして整理してみました。 ※本来、リスク=不確実性という意味ですが、ここでは世間一般でイメージされるリスクのイメージに合わせて書きます。 action.1  「自分にとっての」リスクを考える まず大前提として、何をリスクとするかは人によって異なります。とある行動に対して、周

          キャリアにおけるリスクと付き合い方(必要な3つのアクション)