フロンティアが消え果てたし、国内の労働力も第2世代になって、子供にはこんな仕事をさせたくないとアホみたいに教育をさせていくにしても。
第二世代に勉強させても、飛び抜けておつむがなくてはなんにもならない。移民するにせよ、移民先でもスーパー有能でなくば、選挙権のあるネイティブを雇うようにしていくのが政治側の動機である。
そして先進国が発展途上国に求めているのは労働力に過ぎず、豊かになってくれとは思っていない。適度な労働力としてしか存在を望んでいない。
その国で、半端な教育を受けたところで知的労働の職は限られている。
95-11年頃までの半端な学歴持ちの日本人もこんなんだった。就職氷河期そのものだ。
中国も、もうここから20年くらいこの状況になるだろう。
韓国もこういう状況で、全てを投げ打って受験をしてもこれだ。文系はなお悪かろう。
どっちかってーと
ヤスパースのこれが近いだろう。
国家における限界状況がかならず来るのだろう。ギリシアもローマもポルトガルもスペインもイギリスも。
国家のアイデンティティを保ち続けつつ、絶頂を保つことは難しいのだろう。
唯一、国家のアイデンティティが世界一の国であるというだけのよくわからん国だけが、わけのわからんままトップを走っているが、パクス・アメリカーナはどこまで続くか。それはさておき。
団塊の世代の定年延長で割りを食った団塊ジュニアと同じことが起こるだけだ。
結局どの国も投票権を多く持つ世代を助ける。そして、子供にどうしても教育を与えたいから子供の数を厳選していくのと相まって、悲惨なオチが待っている。
中国は日本をよく研究してるとよく言うが、そんなことはなく、行き当たりばったりにやってるだけなんだろうなと思わせてくれる。
タイトルに書いたどの国も出生率の大幅低下と高学歴化、それに見合わない就職先だらけで移民の口もない、国自体の資産蓄積の少なさで悲惨な未来しかない。
都市国家の2つも似たようなものだ。
これらは凄まじい格差を抱えて少子化で滅ぶのが見えている。
で、国家の限界状況≒ゴミの時間に直面する我々個人はどのように、ゴミの時間と向き合うべきか。
個人的解として。
結婚して子供がいれば子供を投資資産とみなさないこと。
未婚既婚問わず金融資産人的資産の損耗を避けていく。
ほんとうに信用できる友人との付き合いを絶やさない。自助できないときに共助しうる関係は必要である。
親についてはできるだけ健康に、詐欺にあわず、いてもらえるように、できる範囲で関係を維持していかねばならぬ。
とにもかくにも、所属する集団のゴミの時間から抜け出せるようにするには資産しかない。
流されての浪費は避けましょうね。