BF大学は全廃すべきープレジデント記事を読んで

本当に無駄な金が投入されている。

取材に応じてくれたのは60代男性、古川さん(仮名)である。彼は、大学院卒業後、数校の大学で非常勤講師として働いた後、1990年代初めから現勤務校であるB大学に常勤教員として採用された。B大学は幼稚園、高校他を展開していた関東地方の私立学校法人が母体で、1960年代後半に社会科学系の単科大学として発足した。その後の変遷を経て、現在は2学部、在学生数約2000人の小規模大学である。

絵に書いたようなBF大学である。

学力面を聞くと、「基本的にはあまり変わらない気がするのですが」と言った。その上で、「この学校に勤務した最初の年、ある授業でいかにもヤンキー風の学生に言われたことを覚えています。『先生、おれら勉強、できないからさ。そこんところわかってもらって、適当にやってよ』と言われたんです。驚きましたよ」と失笑しながら話してくれた。

勉強ができない自覚があるのに400万以上学費を払い、得られたであろう賃金を4年分放棄する選択は狂っている。

バブル経済崩壊の影響が大卒求人に出ている時期だったが、B大学としては就職状況も良好で、当時、花形だった大手建設業や金融業等に複数人が入社している。「あの時は、この学生のレベルが続いてくれればと思いました。ですが、あっと言う間に元の学生レベルに戻りました」と、古川さんは残念そうに語った。

男女を教えて欲しい。そもそも93年以降は超氷河期だったろうに。

「大学の方針で、いわゆる進学校も訪問しました。こちらは大学の特色等を説明するのですが、気のない表情で一応話を聞いてくれるものの、最後は『うちからはおたくの大学を志願する生徒はいないので』と言われました。受験の偏差値できっちりと固定化した大学ランキングの一角を崩すのは、大学側が一生懸命努力しても難しいと感じました」と、当時を振り返る。

就職先もろくにない大学に、なぜ進学してもらえると考えるのか?大学はなんの努力をしたのだ?

古川さんの嘆きはまだ続く。「オープンキャンパスでは個別相談コーナーを設けるので、そこの担当になることもあります。そこで出る質問は、毎年『勉強が苦手なのだが、大学に入って大丈夫か』『この大学を出ると就職は大丈夫か』『お金がないが大丈夫か』といった質問ばかりです」

大学に就職を求めるのは当然だろう。400万円以上を投資するのにリターンは大卒と書けるだけかつ就職はないですなんてゴミのような大学に誰が入りたいと思うのか。

この教授もそういう底辺から金を巻き上げてろくな就職先も提供できないひどいサービス提供者である自覚がない。

そこで、将来の就職に多少なりとも有利になるのでないかと期待して、家計が厳しくても大学進学を目指す高校生が増加したのである。

就職に有利なポジションにつきたい高校生の健気な気持ちに対して、教授は嘆いているわけだ。

本当にこの教授は人の心を持たないし低劣なサービスを提供して搾取している自覚がない。

文系大学はMARCHを下限に廃止すべきだろう。

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