漫才 #こんな学校あったらいいな
坊や「坊や、と」
大人「大人、の」
2人「漫才です。よろしくお願いします」
坊や「学校を勝手に増改築したいです」
大人「そんなことできたら楽しそうだね」
坊や「ジェットを取り付けて宇宙へ」
大人「早速宇宙に行っちゃった」
坊や「最終的には、です」
大人「何で最終的なヤツを最初にやっちゃうんだ」
坊や「目標を述べたほうがいいと思ったからです」
大人「それは大切だけど、小さな増改築から始めることもいいと思うよ」
坊や「なるほど。じゃあまずは地下室を作ります」
大人「まあそれも大工事だけどね」
坊や「扇風機だらけの地下室」
大人「涼みたいならば風通しの良いところが良いよ」
坊や「扇風機を全て上に向かせ、学校をしたから風で突き上げ、宇宙へ」
大人「いやまた宇宙へ行くパターン。いやそんなので宇宙に行けないよ」
坊や「じゃあ干物作る部屋とします」
大人「だからそういった場合は風通しの良いところでするべきだよ」
坊や「風通しの良いところは風船エリアにします」
大人「どういった場所だい?」
坊や「カラフルな風船を風になびかせて、写真撮影スポットにします」
大人「それはいいね、人気の観光スポットになりそう」
坊や「また風船を浮かせるヘリウムを学校に与え、学校を浮かせ宇宙へ」
大人「いやヘリウムは宇宙まで行けないし、学校に与えることできない」
坊や「じゃあ学校が食べるご飯にヘリウムを混ぜます」
大人「まず学校はご飯を食べないよ」
坊や「それなら学校がご飯を食べるように増改築します」
大人「そんなことしなくていい、ならばもうジェットを付ければいいよ」
坊や「ジェットは増改築の技術がマックスになった時にしかできません」
大人「いや学校がご飯食べるようになる増改築のほうが技術的に難しい」
坊や「でも学校にはご飯を食べて、レベルアップしてほしいのです」
大人「じゃあその増改築ができたとして、学校は何を食べるんだい?」
坊や「お肉です」
大人「いや学校、肉食なんだ。ちょっと怖いよ。野菜にしてほしいよ」
坊や「絶対お肉です」
大人「畑のお肉、大豆とかにならないの?」
坊や「ガチガチのお肉です」
大人「いやもう学校はご飯食べないほうがいいよ、他の増改築にしよう」
坊や「体を鍛えるジムを作りたいです」
大人「それは本当に良いと思うよ」
坊や「鍛えに鍛えて、最終的に学校をみんなで放り投げて宇宙へ」
大人「それは無理だよ、どんなに鍛えても持つことすらできないよ」
坊や「でも鍛えているから」
大人「だから鍛えたとしても、だよ」
坊や「腹筋は10回できます」
大人「じゃあ少ないほうだよ、全然鍛え始めの子じゃないか」
坊や「背筋はまだ試していません」
大人「それならやるべきだよ」
坊や「宇宙筋はマックスです」
大人「どこの筋肉だよ、そんな筋肉は人間に無いよ」
坊や「宇宙で呼吸できる筋肉です」
大人「じゃあもう肺だよ、それは肺の機能の話だよ」
坊や「学校にも鍛えてほしいです」
大人「いや学校は鍛えられないよ、ただその場にある存在だよ」
坊や「学校も常にスクワットしていてほしいです」
大人「学校の中にいる間、ずっと縦揺れすることになるから嫌だよ」
坊や「縄跳びもしてほしいです」
大人「縦揺れじゃ済まない振動が生徒たちに伝わるじゃないか」
坊や「そしてそのジャンプ力で宇宙へ」
大人「どんだけ鍛えてほしいんだ、いやいや普通に増改築しようよ」
坊や「じゃあ学校に翼を付けます」
大人「また上空へ行こうと! でも翼じゃ宇宙へは行けないから!」
坊や「いや翼は鶏肉として食べます」
大人「何で翼は鶏肉として食べちゃうんだ!」
坊や「お腹がすいた学校にもあげます」
大人「いや自分の翼を自分で食べることになっちゃう。というか食べない」
坊や「学校にガチガチのお肉をあげたいです」
大人「ならば翼を食べさせるより、ちゃんとしたお肉買ってきなよ」
坊や「その発想は無かった」
大人「何でだ。まあ食べないけど。というか宇宙へ以外の増改築をしてよ」
坊や「それは無いです」
大人「何でだ!」
坊や「学校のみんなと一緒に宇宙へ行く以外の夢が無いからです」
大人「まあそれはそれで素敵なんだけども、もっといろいろ考えよう!」
2人「どうもありがとうございました」