ジャグリング練習会の記憶

短歌。

ジャグラーと思しき荷物を持つ人が改札抜けてなおついてくる

海鳴りのようなシガーの音がして見えてないけど居るの分かった

街中じゃ着にくそうだが丁度よく欲しいTシャツばかり目につく

コンビニでポカリを買って落下する物の密度が濃い場所で飲む

持ち上げる離す右手も離しつつ掴む合間も息をしている

どこだかの何とかさんの技をみて順当に淘汰される派生を

透明な記憶 名前のついたものばかりレッドリストに並ぶね

愛犬のように道具は面識の有無に構わず跳ねていきよる

5カスケードが空をちらちらと隠しはじめた頃が夕暮れ

帰宅した後で自分と同じ名のガムテープ丸めながら風呂まで

以上

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