わたしの好きとだれかの好きと
おはようございます!
娘の卒園式後の埼玉までの往復はなかなかハードだと感じたヒミツキチ森学園のあおです。
#楽しいからOK
さて、今日は「わたしの好きとあなたの好きと」というお話です。
場に追い込まれる優しい空間
前々回のノート「厳しさの正体」にも書いた「人じゃなくて場に追い込まれること」がいろんな人と話す中で、かなり納得がいく人が多いというのが実感できている。
まだ読まれていない方は
昨日もこどもおとなオルタナフェスが開かれて、3校が同時に集まった。
そんな場で、発表する機会はなかなか無い。
今回、作っているヒミツキチのドキュメンタリーを見てもらった。
50人以上いる場で、発表どころか、アドリブを求められた子たちは、どうしよう〜となっていた。それもいい経験だ。
そしてこの日のために、先週はドキュメンタリーを仕上げていた。
喧嘩してぶつかり、涙することもあったらしい。
#出張中でした
そうやって場に追い込まれて、金曜日も昼も帰りも取り組んでいて、この日も準備するところまで、より良いものを作るために、待ち時間で映像制作をしていた。
ある子は面談で
「今回のプロジェクトがもしかしたら一番楽しいかも、あっているんだと思う自分に。」
と話していた。
まさに場に追い込まれながらも、そこに悲壮感はなかった。
自分の好きだけで育つのか?
さて、場に追い込まれない空間で子どもたちは育つのだろうか。
ここはボクの中で今年度確かめてきたいテーマ。
徳島のトエックというフリースクールがある。今年度はそこに行って学ぶ機会を生みたいなぁと思っている。
ここは、自由に時間割を決めたり、こどもたちがやりたいことを尊重するらしい。
#ボクもまだわかっていない
#多くの教育関係者に勧められるスクール
フリースクールも場所によってそれぞれ、ボクらオルタナティブスクールも日本の制度の中では、フリースクールの1つになる。
そしてフリースクールでは、「子どもの好きに過ごす」を基本としているところが多い。
#そうで無いところもあるよ
となってくると、今回のように場に追い込まれることって生まれるのだろうか。
自分の好きなことだけで人は育つのだろうか。
今回のオルタナフェスでもしゃべったのだが、わたしの好きだけだと、発想や成長はそんなに大きくならないと思っている。
わたしの好きが、友達に認められたとき。
わたしの好きを、一緒に友達が愛でてくれたとき。
わたしの好きを、一緒にできる仲間が見つかったとき。
そんな時に子どもたちは、すごくいい表情をする。
ボクの経験からはそんなふうに感じるんだ。
「わたし」「だれか」「わたしたち」の好き
となると、大事なのは、「わたしの好き」と「わたしたちの好き」を往復することなのではないか。
わたしの好きを基盤として、プロジェクトなどを通して、「わたしたちの好き」に触れる機会がある。
他者からの反応で、「わたしの好き」の質が変化し始める。
上手くできないけど、一緒にやりたいと望んでくれる子がいると、教えることも生まれてくる。
質が変わるのだ。
また「わたしの好き」に向き合う時間が生まれ、そんなことをしているうちに、他の人の「わたしの好き」に興味を持ってくる。
そうやって、「わたしの好き」と「だれかの好き」を往復することで、「わたしたちの好き」の最大値が広がっていくイメージだ。
そんな時に、子どもたちはいい表情を見せて、自分に自信を持ち育っていく。
そんなふうにいろんな人の好きや、いろんな人との好きで満たされる空間には心理的安全性がある。
まさにプロジェクト活動も、そんな「わたしの好き」と「わたしたちの好き」を往復していく活動だ。
「好き」を構成する質の変化が育ちを生む
まとめると「わたしの好き」が他者との関わりの中で変化していくこと。
オルタナフェスで一緒に登壇したHILLOCKやアメージングカレッジには、その「わたしの好き」を尊重し、変化させていく仕掛けをたくさん持っている。
だからこそ、こうやってスクールが、人が混ざっていくことって大事なんだろうな。
「わたしの好き」が他者に触れる場所がある。
そういった場をデザインしていくのは、すごく好きだ。
今日の話の続きは、プロジェクト活動の出版イベントで話します。
全部無料なのでよかったらー!
#今日も宣伝感が出てすみません
それでは良いいちにちを!
今日も読んでいただきありがとうございました。
面白かった、役に立ったと思ったら、いいねやシェアをお願いします。
睡眠不足の自分に「差し入れ」を入れていただいたら、快眠枕購入の費用にします。
COUNT UP!成果発表会はこちらー!
新刊予約スタート!Amazon教師向けランキング2位獲得!
「あお先生」ってどんな人?過去記事400を超える総合メディアはこちら
ヒミツキチ森学園はどんな学校?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?