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香港での「Compassionate Systems」の学び・企画に抱く想い

おはようございます!
週末に体調を崩し、なんとか復調したヒミツキチ森学園のあおです。
#週末だけ体調崩すのは先生病だと言われたことも

さて、今日は「学習する学校」に関わる学びについて語っていきたいと思います。
もしよかったら聞いてください!
#いつもと違う口調で続けます



「学習する学校」での学びがもたらした影響


長年にわたって続けている学びがあります。
それが「学習する学校」の学び。

今、募集しているのが、通算9期目となります。4ヶ月×9期目だから、4年間この学びに携わっていることになります。

講師は福谷彰鴻さん。
学習する学校の著者である、ピーターセンゲさんから直接学んでいるシステム思考教育家という肩書きを持つ方。
ヒミツキチ森学園にも、数ヶ月にわたって「子どもたち向けのシステム思考」の授業をしていただくなど、親交も深いです。

どうしてここまで続けているかというと、もちろん、この学びが価値のあるものだと実感しているからです。

1つは、システムを見る目を養うこと

物事の見方や、マインドセットなどが自身の行動に大きな影響を及ぼしているのを実感しています。

ボク自身、自分が変わることで、相手との関係性が変わり、教室が変わっていくという体験を多くしてきました。

自分自身がコミュニケーションの取り方を1対1を主にしたものに変化することで、子どもとの信頼関係がグッと上がった経験。
子どもの育ちは自分の把握しているものの外にあると見ることによって、育ちを広くみて、いろんなことに寛大になれた経験。

「インサイドアウト」変化はいつも自分の中から起こす…内面が、教室や学校という目の前の景色に大きく影響を与えるというのは確信を持って言えるのです。

この学びは、物事の見方や、マインドセットを見つめ直す、貴重な機会を与えてくれています。


もう1つは、意図する練習を積む重要性
大人になってから「何かを願って意図する練習をつむ」経験ってなかなかない。忙しい先生なら尚更のことです。

この学びは、日常でも続けていけるたくさんのワークを積むことで、練習を重ねていきます。
常々思うのは、大人だって練習すれば成長できるのだということ。ボク自身、この学びを積む中で、目の前の現実が変わっていくのを感じています。

まさにCOUNT UP!というコミュニティも、練習を積んでいるコミュニティと言えるでしょう。


柔らかさがあるけど確かな学び、「学習する学校」に、確かな手応えを感じているのです。


「Compassionate Systems」 in香港 の開催


しかしながら、ボクは、「学習する学校」を著したピーターセンゲさんにお会いしたことがなく、本や福谷さんの講座から間接的に知っている程度。
今回、直接お話が聞ける「Compassionate Systems」in 香港 で学びたいと思いました。

Compassionate Systemsとは?

Compassionate Systemsの活動は、システム思考教育とSELの流れを汲んでいます。
環境問題や戦争・紛争をはじめとする複雑な課題に直面する私たちや子どもたちが、自分たち自身の健全な状態を保ち、より望ましい社会を創り出していくための考え方やツールを提供しています。カリフォルニア州やブリティッシュ・コロンビア州、国際バカロレア等などとのパートナーシップで世界各地に展開しています。
特徴として、「学習する学校」と同じく、これは特定のカリキュラムやプログラムではありません。一連のツールや考え方を、それぞれの文化的な背景や学び手のニーズに合わせて教育者たちが活用できるよう、世界各地のHUBと呼ばれるコミュニティでの活動によってさまざまな実践が進んでいます。
今回の「Foundation Iワークショップ」は実践者のための入門編。PreK-12と呼ばれる未就学児から高校生相当までの初等中等教育に関わる人が主な対象です。活動の母体となる非営利法人のCenter for Systems Awarenessの共同設立者でMIT上級講師のピーター・センゲと同僚たち、そしてZoomを通じて登壇する同じく共同設立者のメッテ・ボルが、今回のワークショップの講師ファシリテーターです。
今回、熱心な教育者が多いと言われる香港の地での開催となる。アジア開催は珍しく日本からのアクセスという面でも参加しやすい状況とも言える。

Peatixより


少しかいつまんで話すと、「学習する学校」の学びに、SELの学びが加わりブラッシュアップされているワークショップでしょうか。

ボクは今回の学びに次のようなことを期待しています。

  • 自分たちで開催している学びをさらに広げた理論やワークを体験すること

  • 実際にセンゲさん本人にお会いして、その人格やエネルギーから、影響を受ける機会を得ること

  • 一緒に行く、教育に対してビジョンを持つ仲間たちとの交流から、自身の今後の方向性を定めること


そんな想いを持って参加することにしました!


しかしながら、ボクにとっては、なかなか高い2つのハードルがあります。
1つは英語、1つはお金。


英語については、全体への講演には通訳がつくものの、多く実施されるワークショップには通訳がつきません。
ボクの英語レベルは、中学3年で完全に止まっています。ポケトークでも持って行こうかと思っていた矢先、福谷さん始め、多くの方が練習の場を用意してくださって、今まで避けてきた英語に日々挑戦しています。



もう一つはお金の問題です。
受講費だけでも、ボクが普段受講している講座金額の10倍ほど
さらにはそこに航空券や滞在費が加わります。

もちろん、学びのための費用なので、「いつかかえってくるさ」と先に自分に投資する気持ちだってあります。しかしながら、気軽にポンと出せる金額ではないので、今回受講を決めるまでにもだいぶ悩んだのは確かです。
先に学びに投資する経験はあるものの、ここまでの額は正直初めてでした


循環によって「お金」のハードルは超えられるのか


さて、今回そんな中、peatixで次のような講座・セミナーの企画をさせていただいきました。

丸1年かかりながら、今回の3日間で得た学びを、皆さんに還元したいというもの

それと同時に、そうやって自分が得たものを循環しながら、学びのためのお金をつくるという壮大な実験でもあります。


お金の問題で、学びに行くか躊躇するケースは多くあると思うんです。特にボクら子育て世代なら次のような悩みがつきまといます。

  • ここまでのお金は出せないから。

  • 家族がいるので、数日間も学びに出られないから。

  • 今は仕事が忙しくてそれどころじゃないから。


年齢を重ねると、言い訳が増えます。
なんらかの言い訳を自分で作り、自分自身にストップをかけちゃうこと、ボクにもあります。


特にお金の問題は、かなり大きなウェイトを占めると思っていて、そこをクリアできると、この先いろんな可能性が広がっていきます。
「公務員じゃない先生」今の立場でなら、なおさらのこと。

なお、うちの会社はそんなボクらの立場をすごくわかってくれていて、国内の学びには出張費を出してくれるステキな会社です!
#本当だよ
ただ、今回は自分自身で決め、さらに海外ということもあり、出張費は出ません。


子育てと仕事の充実の時期はタイミングが重なります。
だからこそ、ボクは諦めたくないのです。

こういったお金の問題で日本人は、「黙っているもの」として根付いてしまっています。発信すると何かしらのネガティブな反応がつきまとうものです。

でも、だからこそ、挑戦していきたい。


どの講座も皆さんにとってプラスになることを保証します。
だからこそ、こんな常識を外れたチャレンジも、応援していただけたらありがたいです。


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