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2021年夏季サハラ砂漠縦断について


 本当は2020年にやるつもりだった、ナイル川カヤック行によるサハラ砂漠縦断。もう全国民が一度は使っている言葉であろうが、「コロナのせいで」渡航できず、「コロナが落ち着いたら」行こうと延期していたが、もうダメだ、僕はもう我慢できないので行く。

 冒険家としての活動は、前回のグリーンランドへの遠征が最後であるが、もう2年も前だ。若さが、体力が、この健康でいられる時間がもったいない。この積もり積もった2年分の鬱憤を晴らすべく、あえてサハラ砂漠が1年で1番暑い8月に渡航計画を立てている。2ヶ月後だ。

 登山界などで、寒さに対しては厳冬期という言葉が度々使われるが、暑さに対しては酷暑期とでもいうのか、とにかくハードな環境下でやりたい。2年もぬるま湯に浸かっていたので、おそらくコテンパンにやられるだろうが、ボロボロになってもそれを乗り越えてゴールを目指したい。

 遠征の概要はこうである。6000km以上あるナイル川のうち、サハラ砂漠部分の、約2000kmを単独でカヤックを漕ぎ縦断する。シンプルである。スタートはサハラ砂漠南端のハルツーム、スーダンの首都で、ゴールはエジプトの首都カイロを抜けたその先、地中海である。砂漠を越えて海へ。なんともロマンがある。まだスタートすらしていないが、ゴールの海が見えた瞬間の、その情景がもう既に頭に浮かんでいる。

 

 これから遠征に向けた準備と計画をこのnoteに記録として残していきたい。

 

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