noteのはなし。

 

自分のnoteはひとまず
これで終わり。

載せていない昔の写真が本当にたくさんあるから
写真をまとめて載せるけれど。

自分にはもうこの人生に、新しい色を重ねていくだけの気力がない。
ちょうど絵の具を全て絞り出してしまったように。

綺麗な色だけ拾ってnoteに絵を描いたから
あとはもう淀んだ色しか自分のパレットには残っていない。

自分の人生のことを言葉にするのは
自己陶酔で自慰的で、みっともないだけかもしれないけれど
一番近いとすれば、自傷行為だ。

自分が書いた言葉に殺されていくこともある。

言葉を知らないものが
感情の名前を知らずに
生きていけるんだから。

SNSに書くことが全てでないように
友人に話すことが全てではないし
言葉にしなかったたくさんの事は
誰もが抱えていて
それに名前をつければつけるほど
脳の記憶領域はいっぱいになる。
細部を保存すればしただけ
全体の断片化は加速する。

だけど自分の一番好きな映画の台詞は

私の人生は、物語だと思えるように
涙がとまらなくなるから

プルートで朝食を

書き残したいと思えるすてきな思い出をくれた友人には
それがどれだけ大切だったか伝わっていると良いんだけれど。

削除した記事は
書いて自分のなかで整理ができたから。
読んでくれた人がいることで
昇華できたんだと思う。

会いたいと言ってくれたひと
会いにいけなくてごめんね。

みんな綺麗な感性を持っていて
素敵なことを思い描けるから
会わない方がきっと
みんなの絵が汚れない。

ドリアングレイの肖像をナイフで突き刺さすように
魔法がすべて解けてしまうから。

虚像すらあんなに綺麗にはなれなかったけどね。

ここまで付き合って読んでくれた人
ありがとう。
温かく接して下さった方のおかげで完走できました。
自分の好きな、大切な人たちが
どうか思い描く通りの満たされた日々に辿り着けるよう、心から願って。