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書散裸#17 土田寄席『濃淡、笑像倫理学』②

三本目は青緑「ポケット」。パワー系漫才。ずっとコントに入ってるみたいな設定。ブロックごとに見ててわかりやすいと思う。ウケ量が0か100になる可能性があったが100を引いた。爆発的にウケた。かかっていらんくだりを足してしまって申し訳ない。最後の下りをできただけで凄く満足。ただ体力を持っていかれてしまう。とんでもぶっ壊しネタだね。相方のかこの雰囲気在りきのネタなので感謝。なかなか体力使うし物理的に怖い部分もあるのに最終的に承諾してくれたのがうれしかった。やってて楽しかったけどそう何度もやりたいとは思わない。マジで疲れる。お客さんいないアドレナリン出ない状態でやるには負担がでかすぎるぜ。ただ場をぶっ壊せるトリッキーなネタが用意できたのは喜ばしい。問題はどんちっち味が全然消しきれてないこと。

コーナー、土田大喜利。みんなが積極的に前に出て大喜利しに行ってくれてすごく助かった。正直もっと空白の時間あると思ってた。特にまだネタをしてない人は活性化に時間がいるだろうに積極的にボケてくれてうれしかった。MCでのさばき方があっていたかはあまり自信がない部分ではある。笑いになったのは結構あったけど昇華できなかったのも多い。反省。そして何より、大喜利用意しとけよ俺。さすがにMCやりながらじゃ考えられないんだから。準備きっつきつでお題までしか手が回らなかった。趣旨趣旨。めっちゃ大喜利で滑ってしまったので挽回しなきゃな。大喜利意識的に頑張ろう。あと時間管理。一切できんかった。MVPはかこ。強いわ。ライブが一段上がった匂いがした。

4組目、散散バルカン「シュレディンガーの猫」。掛け合いでひたすら笑わせていくしゃべくり漫才。喧嘩漫才っぽさもありつつ一貫したテーマは出せたと思う。好きな掛け合いのくだりがたくさんある漫才。最後のボケツッコミが転換する大ボケに向けて少しずつシフトチェンジするところもまあ多分バレてないと思う。どうだろうか。やってて掛け合いにアドリブがあって楽しかったな。一か所飛ばしたのが惜しい。今気づいた。まあでもこのネタのボケを飛ばすのは仕方ないね。テンポ早いし。ただワードが全然刺さってないのあったな。あれは絶対買えた方がいい。それかくだりごと。相方はれんさんで前の単独の頃から一緒に考えていた。その時はいったん白紙に戻したんだが、コロナ中に作れたので披露した。下ネタを扱うので敬遠するお客さんもいるし、何より演者もいるなかで一緒に付き合ってやってくれたれんさんにビッグリスペクト。あの人もぶっ飛んでるよ。その部分は見事にというか、男女でウケが全然違ったな。まあ男が笑うネタをやりたいからいいです。女の子も笑う要素はちゃんと残せば。ジェンダーバイアス。みんな笑ってくれよいいからさ。

5組目、暁星ロマンチスト「起承転結」。リズムネタ。導入がリズムネタにしては比較的長いけど、リズムに入ってからは外したボケなかったと思う。結構発想でいい線いけたんじゃないかな。ネタ覚えが自分でもめっちゃつらかった。今まで使ったことない頭の使い方をするというか。それは同じく相方のけいさんも。このネタを仕上げてくれて本当に感謝。けいさんのポップさが笑いやすくしてくれていると思うし、待つ部分の間のリズム感がやっぱりさすがだなと。俺はちょっとけいさんを過小評価してるのかもしれない。けいさんやっぱすごいわ。最近よく思う。まあそれはおいおい。あんま個人について言っていいかもわからないし。やってる最中に足が釣ってしまって集中できず尺を巻きたくて2ボケ飛ばしてしまった。これが本当に申し訳ない。スタートもちょっとミスって不安にさせたし、オチもなんか違ったし。詰めがとにかく甘いな。YouTubeにネタ動画あげるときは完璧に。

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