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実家の片付け最終章その1

最近、こちらの本を読みました。

姑が急に亡くなり、住んでいたマンションを処分することに。嫁の望登子がその遺品整理に取り組むというお話です。冒頭から「わかる! わかる!」の連続でした。

私も1年かけて実家の片付けしたから、よくわかるんです。

東京・中野区にある実家には、高齢の母と独身の兄が住んでいました。地域の再開発(タワマンが建つ予定)のため、立ち退きが決まったのが2020年の暮れのこと。1年後には引っ越さなくてはなりません! 否応なしに、実家を片付けることになったのです。

私のほか、姉と叔母も参戦し、1年間、片付けまくり、いや、捨てまくりました。ちなみに、実家は3階建て(一部でアパート経営)。ヘタに収納する場所があるもんだから、そりゃあ、もう、モノで溢れてました…。

なんでこんなに溜め込んだのっ!

この一言に尽きます。

平日は仕事なので、週末の度に片付けに実家に通いました。片道1時間の道のりです。台風の日も、雪の日も、猛暑の日もありました。

実家に着いたら、母にごはんを食べさせたり、掃除や洗濯したり、猫と遊んだり(遊んで~~~ってずっとなくから)。片付け以外にもやることがいっぱい。正味数時間しか集中して片付けられません。自宅でも家事をするわけで、体力と気力が何よりも必要でした。

私はこの1年間ですっかり物欲がなくなりました。自宅でもだいぶ不用品を処分しました。モノを手に入れても、管理できなきゃ意味がありません。使ってこそナンボです。身軽に暮らしたい! 好きなモノだけに囲まれて暮らしたい! ミニマリストになりたい! つくづく思いました。

では、実際にどんなモノが実家に溢れていたのか、それをどうしたのか、具体的にお伝えします。

どう見ても不用品は即刻処分。


□空き缶・空きビン・空き容器・割り箸・紙袋

 いったいどれだけジャムのビン捨てたと思います? 海苔の缶、割り箸、乾燥しちゃったおしぼり、スーパーのお惣菜が入ってた容器などなど、どう見てもゴミです。ガンガン捨てます。大量のレジ袋とポケットティッシュも発掘されましたが、これは少し、自宅に持ち帰りました。ビニール袋、ジップロックなんかもたくさんありました。変色してるのは廃棄です。

□着る人がいない服

亡くなった父の服が大量に残っていました。スーツやらシャツやら、ゴミ袋に直行です。新品の服もクローゼットの奥に眠っていました。新品のパジャマなんて衣装ケースひとつ分ほどありました。未使用品はフリマで売ることにします。これ全部、買わずにいたらどれだけお金が残ってたんだろう、と思わずにいられません。

□賞味期限切れの食材

下手すりゃ何年も前に賞味期限が切れている、そんな食品が棚からザクザク発見されました。明らかにゴミなんだけど、これが捨てるのが難しい。プラスチックである容器と中身をわけなくちゃいけない。フリーズドライの味噌汁も中身を出さなきゃダメ? もう、めんどくさいので、自宅に持ち帰りました。私の住む自治体ではプラスチックと生ゴミをわけなくていいんです。納戸からはコーヒーのギフトセットをそのまま発掘。実にもったいない。捨てたけど。

□一軍以外の保存容器

これもたくさん捨てました。まず、フタと本体の組み合わせが分からないのがある。変色してるのもある。全部さよならです。もう実家では料理をする人はいません。ごく少数で十分です。

□大量のタオル

↑まさに山のようなタオル。

タオルは難敵です。まずは家中のタオル類を全て一箇所に集めました。新品も、使用中も、タンスに入ってたのも、ダンボールに詰め込んであったのも、全部です。とんでもない量のタオルがありました。未使用品の中にも、変色してしまったものが多数。もったいない…。銀行など会社名が入ったタオルや手ぬぐいはどこで使ったらいいのか分かりません。とにかく、分類です。新品、現役、雑巾に降格の3つに分けます。あまりに量が多くて、文字通り、投げ出したくなりました。人は何枚のタオルがあれば暮らしていけるのでしょうか? 
雑巾に降格のタオルはダンボールにまとめます。捨てません。姉が働く介護施設で使ってもらうのです。でも、実はそのダンボール、引越し先で今もそのままの状態…。早く持って行って欲しい!

企業モノが好きなので、これは持ち帰りました。
今はなき、拓銀のタオル。これも自宅に持ち帰りました。

こんな、すぐに不用品と判断できるモノはまだマシです。捨てるのはもったいない、でもいらないってモノが厄介なんです。次回、そんな厄介モノについて書こうと思います。















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