見出し画像

実家の片付け最終章その6 ついに引越し!

引越しに向けて、1年かけて取り組んできた実家の片付け。ついにその日がやってきました。

気がつけば、ご近所さんのほとんどが転居済。再開発のため、地域一帯、立ち退きなんです。すでにゴーストタウンと呼ぶのがピッタリな感じ。そんな中、ウチもようやく転居先が決まり、引越し屋さんの手配も完了しました。

新居は兄の勤務先にも、姉の自宅にも、ついでに姪っ子(母にとっては孫)の家にも近い場所。ただし、長く住んでいた今の場所からは車でも1時間はかかります。私の自宅からは2時間はかかります。これからは今までのように頻繁には実家通いができなくなりそうです…。

さて、新居の契約、掃除などの準備は兄や姉、姪っ子が済ませます。私は荷造りに励みます。引越しはサカイ引越センターにお願いしました。

前日に荷造りをしてもらうプランです。引越し先に不要品を運んでもらうなんてバカバカしい。引越し屋さんはモノの要不要の判断はできませんから、当然、自分たちで整理しなくてはいけません。不要品の処分、もうこの段階ではゴミとして捨てるしかありません。

ゴミ捨て

粗大ゴミ
まずはタンスを2竿。中身の服は捨てたり、フリマで売ったりして、ほぼ空になりました。
タンスを処分して、スチールラックを5つ手放して、ようやく家の中にスペースができました。物置だった和室の畳が、入れなかった納戸の床が、ついに見えるようになったのです。

次は布団。大量の布団が押し入れ、クローゼット、納戸に詰め込まれていました。その量を撮影しておけばよかった(もうこの頃は、そんな余裕は一切ありません)! 大きな座布団も棚の上から発掘。劣化していて、持っただけで布が裂けました。これら全部を3階から1階に下ろします。この時は本当にホームエレベーターがあってよかったと思いました。エレベーターにぎゅうぎゅうに布団を押し込んで、それを1階で引っ張り出す。何度も何度も繰り返しました。

ワンコも脚を痛めた時はエレベーター使ってました。

フツーのゴミ
引越し直前にはもうゴミが出るわ、出るわ。劣化していたプラスチックの植木鉢。縁が欠けたお皿。何年も前のレシートや領収書。
そのままでは粗大ゴミになってしまう衣装ケース。そうだ! ノコギリで切断して、通常のゴミにしよう! 途中でノコギリが折れ、あえなく失敗。却って、手間がかかることに…。
写真の「ネガ」はこの機会に全部処分。ネガ見てプリントするなんてこの先ないだろうと思い、決断しました。亡き父は写真が趣味だったので、ネガだけでも相当な量です。プリントしただけの写真もぱらぱらと見て(じっくり見てたら、日が暮れます)、明らかなピンぼけは捨てました。そういえば、昔はプリントしないと写真の出来がわからなかったのでした。

次々と出る大量のゴミを捨てるのも本当に大変です。一度にたくさんは捨てられません。一定量を超えたら粗大ゴミ・引越しゴミです。陶器・金属のゴミは月に2回しか捨てるチャンスはありません。引越し後、私はゴミを捨てるためだけに、実家に来る羽目になりました。

荷造り

引越し2日前。ジモティーでの引渡しも18時で完全終了。ガラスの人形ケースも、飾る予定のない五月人形も、使われないだろう食器類も、もう、新居に連れて行くしかありません。無念…。

1年かけても、結局、不要品を完全排除することはできなかった!

私は仕事を休めず、引越しの前日・当日と手伝いに来ることはできませんでした。
前日、サカイ引越センターから来たおふたりがひたすら荷造りしてくれたそうです。後に引越し先で丁寧に梱包された荷物を見ました。本当はいらないモノまで、それはそれはキレイにダンボールに入っていました。なんだか申し訳なかったです。

片付けを振り返って

私は小さなころから片付けが好きでした。机の引き出しの中身を全部出して、あーでもない、こーでもないと、入れ替えたりしてました(自分だけの部屋を持てなかったので机だけ)。
実家の片付けでも、身内からだけど、片付け上手だと言われました。ちょっといい気になって整理収納アドバイザーの資格取るか、なんて思ったりして。そんな私でしたが、実家の片付けは思うように進みませんでした。

実家は「隠れゴミ屋敷」だったからです。

持ち物の8割くらいは不要品でした。しかも一見、ちゃんと収納されている。
何度でも書きます。

モノは溜め込んじゃダメです。

実家の引越し後にこの本を読みました。

この本に、
・モノは使わなくても劣化します。
・モノには賞味期限のように「旬」があります。
・片付けしようと思ったら、収納用品を買うのではなく、使っていないモノを手放すことから始めましょう。
とありました。まさにその通りだと思います。

モノを捨てる時はやっぱり罪悪感があります。もったいないなぁーと思います。この本には「必要なものだけを持ち、それを大事に使う。そんな生活を目指す」ともありました。私もそんな生活を目指します!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?