(詩)ミミズ
もぐもぐ、もぐもぐ
おなかいっぱい
土を食べるミミズ
元気いっぱい
今日ももぐもぐ、もぐもぐ
きれいな土をつくるため
ある日ミミズは
まっ白な蝶に恋をして
可憐に花のみつを吸う
蝶々の姿に
もぐもぐ、もぐもぐ
泥だらけになって
どろどろの土を食べる
自分のことが
なんだか少し
恥ずかしくなって
土の中でひっそりと
泣きました
泣き疲れたミミズは
しばらくあったかい
土の中で眠った
ゆっくりゆっくり、眠りました
晴れた日に
いっぴきのミミズが
土の中から顔を出し
太陽と青い空を
まぶしそうに見上げている
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