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まるがめ2023こども落語ワークショップ

2022年、桂吉弥さんの落語会が香川で開催される予定でした。…が、なんと台風で中止に!大変残念だったのですが、今年2023年、そのリベンジ企画が早くも到来しました。

ちょうどこの日は午後に子供の習い事の送迎があるので、行くことが出来ないなと思って諦めていたのですが…。

なんと、独演会に先駆けて、「こども落語ワークショップ」も開催されるという情報を耳にしました。時間は11時開演。これならおそらく送迎に間に合う。行くしかないでしょう!

…というわけで、子供2人を連れて会場の「丸亀生涯学習センター」に繰り出します。もう結構古い、昭和の臭いのする建物です。こういう会場もまた良いじゃないですか。

お客さんはもちろん子供連れ中心で満員というわけではなかったのですが、やっぱり若い世代を対象にしたこういう企画って良いですよね。どんなジャンルでも子供は宝ですからね。

パンフレットも配られました。落語紹介図鑑ですね。わかりやすい。

ワークショップはまず鳴り物の紹介から入るんですが、これが良かったですね~。桂吉弥さん(大太鼓)、桂しん吉さん(笛)、桂弥っこさん(締太鼓)、囃子方の三味線の方の四人で、実際に目の前で「石段」等の出囃子を演奏してくれます。

普段は袖で演奏されてるものが実際に目の前で聴けるわけですし、音も大きくて迫力がありました。子供達の知ってる曲ということでミッキーマウス・マーチなども披露。小枝師匠が過去に出囃子にしてたけどやんわりとクレームが来たという情報も…(^_^;)

さて、落語は三席。

桂弥っこさん『ん廻し』
息子に一番ウケてました!この噺はわかりやすくエスカレートしていくのが楽しいですね。しかも数字ですからね。会場の子供達みんな爆笑でした。

桂しん吉さん『時うどん』
続いて定番の時うどんですが、子供向けワークショップらしく江戸時代の時間の数え方をマクラでしっかり解説してくれました。優しい。

桂吉弥さん『青菜』
ちょっと子供には難しいかも?と思ったのですが、なんのなんの。吉弥さんの所作が抜群に面白くてグイグイ子供達を引っ張ってました。押し入れの場面で家族三人大笑い。流石でした。

一時間くらいの内容かな?と思っていたのですが、一時間半たっぷり落語の世界を子供達と共に楽しむことが出来ました。各地でこういう企画が行われるたびに、一番若い層の落語ファンが増えていると思うと嬉しいですよね。

子供の送迎は無事、間に合いました。次は落語会本編にも参加したいです。皆さんまた香川に来てくださいね。そして将来の落語人口を増やすためのこういう企画、ぜひ続けてください!