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こうして連載は始まった…メンエス嬢の物語が生まれるまでの道のり

メンエス嬢が主人公の連載がスタートします

連載スタートの日時が決まりました!
ウォーカープラスにて4月9日(火)18時~スタートです!

その後、隔週火曜日の18時に配信となります。
どなた様も無料で見ていただけますので、
またこちらからも配信のお知らせします。


こちらはその予告編(iPadで漫画を描く練習として描きました)

主人公のメンエス嬢・加恋(かれん)のもとには
問題のある男たちが来店します。
加恋は肌に触れるだけで男の心の奥まで
理解してしまう能力の持ち主。

そして身体だけではなく、心まで
癒していきます。

…という内容です。

ウォーカープラスにて隔週連載、
1回につき6~8ページ、
前後編で、1ヶ月で1話(12~16ページ)完結という感じです。
Webなのですべて無料で読めます!
毎回インタビュー記事とともに紹介して
もらえますので、そちらの記事もぜひ読んでほしいです。


久々のオリジナル作品での連載。
そして前から挑戦してみたかった
一話完結スタイル。
(ブラックジャックや古畑任三郎形式!)

そしてメンエス嬢の物語…

私のすべてを賭けた(は言い過ぎ?)連載が
ついに始まります!!


どうやってどのように
私がこの連載スタートまでこぎつけたのか…

時系列に沿って振り替えってみたいと思います!






2023年4月 pixivのコンテストに応募する

何気なくpixivを見ていると、
pixivとウォーカープラスが主催の
「日本ここいけウォーカー」というコンテストを発見。
コミックエッセイ形式で、日本国内の紹介したい場所や旅行記を募集していました。

note やインディーズでいつも投稿している、私の「呑みにいったはなし」シリーズは別府や大阪、神戸、滋賀などなど
さまざまなところへいって、美味しいものを食べて
美味しいお酒をただ呑んでいるだけ!という
趣味のコミックエッセイです。

「おおー、このコンテストにぴったりやん!」と
軽い気持ちで今まで描きためたものや
新作を描いて数本エントリーしました。
(数は無制限でした)
グランプリは賞金が出るのと、ウォーカープラスでの
連載権。

グランプリから外れても旅行券がいただけるとかで
はっきり言って「旅行券もらえたらいいな」
という気持ちでした。
連載権も、「ほんまかいな」と信じてなくて…(すみません)
過去にも連載のはなしだけあって途中で流れたこととか
たち消えたことも多かったし、こういうのって信じていませんでした。
(すみません)

2023年7月 グランプリとったど


コロナになって臥せていたある日、
「グランプリに選ばれましたよ」
というメールが来ました。

「呑みにいったはなし」シリーズの中の一本、
「フェリーに乗って温泉県(大分・別府)にいってきたはなし」
がグランプリに選ばれたというのです。
ちょっと何いってるかわかんなかったです(笑)。
まさか本当にグランプリとるとは…。
本当に本当に「え、いいの?」と驚きました。
(他の投稿者の方のほうが丁寧で上手な人たくさんいたので)
あんな雑なのに…。
(でも雑だけど、一番おもしろいのは私だな、という自信はありました。
根拠のない自信、必要です)
雑でもおもしろさを認めてくれたウォーカープラス。
感謝です。

2023年9月~10月 連載の企画

グランプリをもらったあと、
ちゃんと賞金もいただき、
担当編集者さんとも会いいよいよ
連載の話となりました。

ここまできても私はまだ「ほんまかいな」と
思っていました。
「ほんまに、ほんまに連載させてもらえるんでっしゃろか?」
と疑心暗鬼でした。

繰り返しますが、「連載を」と途中まで話が進んで
そのあと連絡が途絶えて「なかったことに」
となったことが一度…いえ、二度…いえ、三度…
いえ、もっとあります。
基本的に紙の雑誌での場合、そういうことはないのですが
ネット…電子だけの配信の連載の場合、
曖昧にされて結局「やっぱなし」となることが
多いです。
出版社ではないところが多いからかも
しれませんが、
大手出版社でもありました。

むこうから「執筆しませんか」「連載しませんか」と
メールでお誘いがあり
(こちらから応募したときもあります)
数回打ち合わせ、プロット作成、などを
しているうちに音信不通…
急に連絡が途絶えることもあれば、
急に私のプロットに問題があるとか
言い出して(打ち合わせ通りに書いたのに)
私に責任があるという形で白紙になる…
ということが平気である。よくあることです。
(全部じゃなくて、ちゃんと仕事につながっている
ことももちろんあります。それないと生きていけない…)


でも、疑ってばかりいても仕方ないし、
現在の仕事はVコミの連載だけだし、
それはオリジナルではなくシナリオをもらって
作画を担当しているだけだし、原稿料も印税も
ホニャララだし、
オリジナルはインディーズをがんばってるけど
それだけでは
生活が成り立たないし…
という状態でしたし。
本当に心からおもしろいといえるものを、
本当に描きたいものを
産み出してヒットしなければ私の命はないんですよね。
もし途中でたち消えたとしても
他に企画を持ち込むことができるし
それが無理でもインディーズやnoteがある。
(いい時代です)
というか、もっと仕事したい!もっと
漫画が描きたいんや!

なので、「これやったら、ぜってーヒットするやろ」
と自分が思える、そして本当に自分が手掛けたいと
思う連載の企画をいくつか立てました。

最初はてっきり、「呑みにいったはなし」シリーズで受賞したので、
同じような形のコミックエッセイが連載になると
思っていました。

なので、「取材、そんなに頻繁に行けるかな~」と、
ちと心配しておりました。

でも、コミックエッセイでなくても、
創作でも過去に描いた作品のリメイクでも
何でもいいよー
とのことでした。

なので、「呑みにいったはなし」をフィクションにした話と
あとは恋愛をテーマにしたストーリーを
企画を数本作り見てもらいました。

そしてその中から「恋愛もの」に決定。
それがこの「メンエス嬢加恋・職業は恋愛です」
なのでした。

去年の4~7月にかけて
「妻がメンエス嬢になりました。」
を描いてnote、インディーズで発表していたし、
もっとメンエスものが描きたい!
と思っていて、編集者の方々もメンエスの設定は
「おもしろそう!」と言ってもらえたので
これに決定!

いや~、ほんと、先にメンエス描いといてよかった!


2023年11月~2024年1月 プロットとネーム


そうと決まればさっそく全話分のプロット、
そして4話までのネームを
こしらえることに。

もともとあった週2本のVコミの連載を優先していたので、
それを仕上げてから、土日や早朝など
空いた時間を使って作っていきました。
1月には文フリもあったので、
そちらの準備もあったし、
それに、今回からフルデジタルに挑戦しようと
決めていて
とにかく練習です。

ネームも4話までできて、
「あとはiPadを覚えるだけだ~」という時は
はやく原稿にしたくてウズウズしていました。

ネームをやっている時間は、とてもとても
楽しかった。
だって、原作つきではなく私のオリジナル。
インディーズではなく、お仕事(つまり原稿料がでる)なのですから。

それに、今までやってきたお仕事で描く漫画との
大きな違いは、「自由」であること。
ある程度編集者さんとの打ち合わせで
アドバイスなどはもらいましたが
基本、私の考えが優先されます。

え、それって当たり前なんじゃ…
とおもうことなのですが、
今まで縛りの多いとこで描いてきたので
(ハッピーエンドにしなければいけない、
Hシーンをいれなければいけない、男がかっこよくなければ
いけない、女の子はいい子でなければいけない…などなど)
多少自分の考えをねじ曲げて修正していくことを
求められていました。
それは、紙の雑誌、特に女性誌の場合、
読者層によって求められるものがはっきり
しているので仕方がないこと…なのですが。

でも、今回は違う。

私の意見、考えを描いていいのです!

2024年2月~3月


とりあえずiPadは必要最低限のことはわかるように
(まろりぬさん、ありがとうございます!!)
なったし、Vコミの連載もちょうど
シナリオ待ちで中断。時間が空きました。

なのでやっと本腰入れて連載に集中することができました。
1ヶ月で4話分、合計60ページを無事仕上げることが
できました…。ホッ。やっとできた。
描くの、めっちゃ楽しかった…。

これで連載がスタートできるぅうう!!



2024年4月 連載スタート



振り返ってみると、応募から1年。
グランプリ受賞や連載など「ほんまかいな」と
思い続けてたけど、ようやく
「ほんまやったんや」と実感できました。


もちろんこの作品がヒットするかどうかは
わかりません。
アクセス数が伸びない場合も
あるでしょう。
でも、
今は、本当にこの連載が始まることと、
自分が心から「描きたい!」と思えるものが
描けて幸せです。


なかなか理解してもらえないことが
多いのですが、
私はもっともっと漫画を描きたい。
休みなんていらないし原稿料少なくてもいいから
(そのかわり印税をもっとくれ!)
もっともっと漫画の仕事がほしい。
ずーっとずーっと漫画のことを考えていたいし、
描いていたい。

漫画を描いている時、ストーリーを
考えている時だけが
私らしくいられるし、前向きに生きていける。
自分の生き方を自分で決めていける気持ちが生まれます。

だから…

たくさんの人に読んでもらいたい!
どうかどうか…

今後ともぴのこ堂、蒼乃シュウの漫画を
よろしくお願いいたします!


今回の連載のきっかけになったインディーズ作品がこちら!


無料で読めますよ~
よろしくお願いいたします!



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