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文学フリマ大阪11終了しました。売った本買った本感想など。

文学フリマ大阪今年も無事終了。


9月10日(日)、文学フリマ大阪11に出店しました。
この日のことを忘れないうちに書き記しておこうと
思います。


私のブースです。いらっしゃいませ!

まずは人の多さにビビりました。
出店者数も来場者数も年々延びている。
出店者が入場するのにも長蛇の列を待って並んで
やっと会場に入れた。
あれ?文フリってこんな感じだったっけ?
もっと地味でひっそり、大人の文化祭みたいな…
ゆる~い感じだったのは昔のこと。

来場者が多いって言ったって、
ブースの数も増えている。
別に私のブースはいつも通り、
ゆる~い感じなんだろう…と思っていたのですが

なんとなんと!


まさかの完売


いつもよりも勢いが違う!全然違う!!
開場はいつもより10分早まり
どどーっと来場者が押し寄せました。
うちのブースにも…来る来る!来てくださる!
何これ?一体何が起こったの?

スタートから3時間で新刊は完売しました。

いつもよりも多めに刷って、
いつもよりも多めにもってきたのですが。
(1月の京都のための分は少し残してあります)

もってきたのは33~35部くらいだったと思う。

それが3時間で売れてしまった。

1日かけても30は売れないだろうし、
売れ残るだろうと思っていたのですが…。


どうしてこんなことに?


自分でもびっくりしているので、
自慢したいわけではありません。

いつもは売れ残る「ピノコプレス」が
11号にして売れたわけはズバリ
「大阪駅前ビルでビル呑みしよう!」
というタイトルと内容のおかげです。
つまり、私だけの力ではない。
これは「大阪駅前ビル」の威力なのである!!
みんなみんな大阪駅前ビルが好きなのだ。
普通の情報紙で特集することはあるけど、
たぶん、私のこのZINE のような形で大阪駅前ビルのことを
書いた雑誌はない…だろう、多分。
コラムもレポもエッセイ漫画も、
すべて私が描いている。
(詩は友人に頼みました)
自分で言うのもなんだけど、唯一無二の
ZINEだ!こんなテーマで書く奴は誰もいねぇ。
存在してくれてありがとう!大阪駅前ビル!!

あとは、印刷。
ぽんつく堂さんに依頼した
レトロな風合いのリソグラフ印刷。
二色刷はレトロでおしゃれな感じに仕上がる。
おしゃれ…なのに、内容は「大阪駅前ビル」だ。
どうだ!このド派手な蛍光ピンク!

実は前の号の「ビジネスホテル」のときも
「どうだ!」という感じでホクホクしていたのだけど…。

そして認知度。
長年売れない無名の漫画家として生きてきた私だけど、
個人的に描いた趣味の漫画を
note やKindleインディーズマンガの他にも、pixivにも投稿していて、
(LINEマンガインディーズにも投稿しているよ!)
今回、「pixiv見てます」と言ってくれた人が
次々と現れてビックリした。

しつこいようだけど売れない無名の漫画家の私は、
「漫画見てます」と声をかけられるのは
とてもビビるし震える。
「えっ!私なんか変なこと描きました!?ごめんなさい!!(焦)」
といつでも自信のない私だけど
(長年編集者に苦しめられてきたからね)
わざわざ私のZINEを買いに来てきれた人たちが
たくさん現れたことに、感動した。
私…このまま漫画を描き続けていいんですね…!?
と胸の奥がじぃんとなりました。

続けることって偉大だ!


そんなわけで、13時には新刊は完売してしまい、
少しだけ残っていた「フェリーに乗って温泉県にいってきたはなし」と
「女子の生き方」も完売。
いつも買ってくださる方々が
到着したころにはもうないよ…という事態になってしまい
なんというか…すみません!

完売してからも、「見本コーナーで見ました」と
わざわざ来てくれた方もたくさんいて、
「もうないです!すみません!」と
嬉しいやら申し訳ないやら…
なのでした。
(大阪駅前ビルは人気あるなぁ…)

文学フリマで買った本


まだすべて読んだわけではないけど、
今の興奮が冷めやらぬうちに、お買い物をした
本のことも書いておこうと思う。


プラマイエヌ(まろりぬさん)
「私は、今日から楽しく働くことを誓います。」
「ストリップって怖くない!?」

今回お隣のブースでした。
3年前の京都以来!まろりぬさんとは
このときがきっかけでストリップ劇場に連れていってもらえました。
いつもはレポやエッセイなどの文章がおもしろい
のですがこの2冊はマンガなのです!すごい!
公務員マンガって新しいジャンルだわー。


早高叶さん
「水にまつわる忌憚集」
素敵な表紙の短編集です。
ミステリー好きなので読むの楽しみ。
早高さんは読書量もすごくて感想もnoteに
綴っていたりしていていつも「すごいなぁ」と
思っていました。今回はじめて購入できて嬉しい。

両目洞窟人間さん
「両目猫舌通信VOL 1」
小説です。こういう感じのコピー本好きだなぁ。
Twitterでよくお見かけしていたので、
興味があって購入。
昨日APAホテルで読みました。おもしろかったです。


うにゃむにゃさん
「ポリアモリーとモノガミーの交換日記」
「ライオンちゃんとツノ子さん」
こちらはぽんつく堂さんから
「すごくいいよ」と紹介されていて
以前からずっと興味があって欲しかったもの。
今回ゲットできてよかった。
マンガもかわいい。

大島春紫さん
「下等遊民島 2022年総集編」
今年1月の京都でお隣だったこともあり
フリーペーパーをいただきました。
めっちゃかわいいしおもしろいし
センスある~(さすが美大出身)
わくわくしながら眺めています。

Poohllaさん
「Perrotto」
こ、これは、めちゃくちゃかわいいぞ!!
手描きのイラスト&エッセイ集です。
しおりやシールもついていて、なんとまあ…
きゃわゆい!!
このきゃわゆさと丁寧さは私も見習わなければ…!


そして最後に…

物書きセラピスト★りなさん
「メンエスセラピストの戦略」
「メンエスセラピストの物悲しさ」

私、これほどnoteを続けてきてよかった!と
思うことはありません。
りなさんとは以前からnote上で相互フォローの仲で、
よく日記を拝見していました。
私が「妻がメンエス嬢になりました。」を
思い付き、漫画として描きあげることができたのも、
りなさんがきっかけなんです。
知らない世界…だけど、私にも「メンエス」をテーマに
描けるんじゃないかな、ええい、描いてしまおう!
原稿料も出ない趣味の漫画だけど、描きたいから描こう!と
思わせてくれたのです。
まさか、文学フリマで直接会えるとは…
感動…!感動です!!
と、本の感想ではなくとても個人的な思いを
書いてしまいました。
「メンズセラピストの戦略」今朝読みました。
すごく…勉強になるぅ!



こんな感じで駆け足ですが
おおよその感想を綴っておきました。

購入した本はこれからも何度も手にとって
じっくり読みたいと思います。

そして改めて、文学フリマ、最高すぎます。
参加続けてきてよかった。
私が好きな本を自由に作るだけではなく
その先…買ってくれて読んでくれた人との出会い、
私が興味をもって購入した本や、その作者さんとの出会い…
これは夢か現実か?(笑)
いや現実、リアルでしょう。
これからも文学フリマをはじめ、note やpixiv、
インディーズマンガを通して
自分を世界を広げていきたいな。

出店、来場者の方々、スタッフの方々
本当にお疲れさまでした。
次は京都でお会いしましょう。









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