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「ようこそ夢街名曲堂へ!」テーマ「雨のうた」2024/6/22 O.A.

新レギュラーとして2回目の「ようこそ夢街名曲堂へ!」のテーマは「雨のうた」。土橋店長と私が今の季節に聴きたい、とびきりの雨ソングをセレクトしました。
ここではO.A.曲からいくつかピックアップしてご紹介します。

1:雨のステイション/荒井由実
1975年リリースの3rdアルバム『COBALT HOUR』より。
ユーミンの雨の名曲はたくさんあるのですが、私はやっぱりこの曲が大好きです。
ティン・パン・アレーの極上のサウンドにユーミンの曲と詞と歌、全てが完璧に揃った永遠の理想形。
私が2007年にリリースしたaoyama『月を読む』も大いに影響を受けていると思います。

『COBALT HOUR』

2:こぬか雨/高崎昌子
こちらは土橋店長のセレクション。
ライヴ・ハウス「新宿ロフト」ゆかりのアーティストによる伝説のスタジオ・セッション・アルバム。1978年リリース。デビュー前の竹内まりやさんも参加されている貴重な作品です。
伊藤銀次さんや山下達郎さんの歌うヴァージョンとは打って変わって、とてもカラッとしている印象でした。西海岸の乾燥した気候を思わせる音像。ソウルフルで軽快なカヴァーですね。

『ロフト・セッションズ Vol.1』V.A.

3:雨上がりのサンバ/やまがたすみこ
こちらも土橋店長セレクション。
まず、澄んだ歌声に惹かれました。日本語が美しく響く歌。それでいてバックのサウンドは本場ブラジルの香りがして、このような音が'70年代に作られていたことに感動します。コーラスも日本人ばなれして本格的ですね。
1978年のアルバム『エメラルド・シャワー』より。

『エメラルド・シャワー』

4:Chovendo Na Roseira(ばらに降る雨)/エリス&トム(エリス・レジーナ&アントニオ・カルロス・ジョビン
私が無人島に持っていきたいアルバムNo1の『エリス&トム』(1974)より。
エリス・レジーナは一番好きな女性ヴォーカリスト、そしてアントニオ・カルロス・ジョビンは、私の中の三大作曲家のひとりです。(ちなみに他二人はバート・バカラックとトッド・ラングレン)
この曲の歌詞の「あなたは誰のものでもない」というフレーズが印象的で、自分が作詞をする際にもインスピレーションを受けました。
他にも「三月の水」からヒントを得たり、私の2ndアルバム『Rain or Shine』のそこかしこに、このアルバムのエッセンスが散りばめられています。

『エリス&トム』

5:I Wanna Be Where You Are/メリサ・マンチェスター
とにかく一度見たら忘れられないインパクトのある雨のジャケット。「雨ジャケ」ということでセレクトしました。
メリサ・マンチェスターの1977年の作品『Singin'(雨と唄えば)』より、マイケル・ジャクソンのカヴァーを。
グルーヴィでどこまでも心地よい歌唱と演奏が秀逸ですね。
じつはこのアルバムには雨の曲がまったく見当たらないのですが、なぜこの雨ジャケになったのか?経緯にすごく興味があります。
土砂降りのなかで歌うメリサは、なんだかとても気持ち良さそう!

『Singin'(雨と唄えば)』

〈青野りえの音夢語り〉
7:さみだれダイアリー/ブルー・ペパーズ

VIVID SOUNDのレーベルメイトであるブルー・ペパーズの2017年の作品『レトロアクティヴ』より。
このアルバムと同時期に私の1stアルバム『PASTORAL』もリリースされたこともあり、二組でジョイント・リリースライブも行いました。
福田直木さんの色香のある歌声と曲、Lampの榊原香保里さんによる歌詞も叙情的で本当に素敵です。神保町の喫茶店“さぼうる”という店名が出てきたり、情景があざやか。

『レトロアクティヴ』

◆第1211回放送「雨のうた」
(K-mix:2024/6/22 21:00~21:55 O.A.)
 出演:土橋一夫/青野りえ
1:雨のステイション/荒井由実(from『COBALT HOUR』)
2:こぬか雨/高崎昌子(from『ロフト・セッションズ Vol.1』V.A.)
3:雨上がりのサンバ/やまがたすみこ(from『エメラルド・シャワー』)
4:Chovendo Na Roseira(ばらに降る雨)/エリス&トム(エリス・レジーナ&アントニオ・カルロス・ジョビン)(from『エリス&トム』)
5:I Wanna Be Where You Are/メリサ・マンチェスター(from『Singin'(雨と唄えば)』)
6:Raining/スザンナ・ホフス(from『Someday』)
□青野りえの音夢語り
7:さみだれダイアリー/ブルー・ペパーズ(from『レトロアクティヴ』)
□土橋一夫のMagical Pop Selection
8:One Of The Few(雨あがりの朝)/ジミー・ウェッブ(from『エンジェル・ハート』)
□エンディング
9:レインボー・シー・ライン/吉田美奈子(from『MINAKO』)
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さて、新レギュラーとして6/15(土)と6/22(土)の2週を終えましたがいかがでしたか?
新レギュラーは4名が2週ずつ交代になるので、次回はThe Bookmarcs洞澤徹さんにバトンタッチします。私の次の出番は8月の予定です。
次回もどうぞお楽しみに。ごきげんよう!


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