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仕事VS人生

仕事の効率化ができるのではないかと考え、ELGATO STREAM DECK +を先日のAmazon prime dayで買ってみた。自腹で。
これでは働くために生きているようなものではないか、と思ってしまった。

20代前半まではアーティスト気取りでフィルムカメラで写真を撮って、展示会をしたりたまに写真を買ってもらったりした。
少しだがファンもいて、わざわざ展示会に来て写真を喜んで買ってくれて、そういった人の人生を照らせることに、心から満たされた。
あの頃があったから今があると思う。

気づいたら普通の仕事に就き、結婚もしていた。仕事はありがたいことにホワイトな職場で、ストレスに悩まされることはない。
20代前半では定職に就くことができなくて悩んでいたことを考えると今は本当に良い環境に置くことができたと思う。

ただ、前述したように人生の生きる意味が仕事に脅かされているなと感じている。たいして上がりもしない給料について、どうやったらもっと評価されるだろうかと休みのひも考え、ついに自腹で3万円越えの効率化ツールを買ってしまった。

仕事は生きるための手段であったはずなのに、生きる目的になり変わってしまったのだ。悔しい。写真をやっていたあの頃に戻りたい。
しかし、写真だけをもう一度やりたいわけではない。人生を仕事から取り返したいのだ。
だから仕事を辞めたいわけではない。それ以外の生きる意味、アイデンティティを持ちたい。
何をしている人かと聞かれた時に、仕事のことを言いたくない。

人生を後悔なく生きるためのことをこれから考えていきたい。

仕事について

人生に必要なものの一つは間違いなく仕事だろう。仕事はとりあえずなるべく効率を高めた方が良い。
必要最低限でパフォーマンスを出せば会社は文句を言わない。定時で帰ろうがやることをやっていれば文句を言われない。
給料は上がっても大した額ではないが、少しでも上がったほうが良いに越したことはない。となると、自分の評価を効率よく高めることを行うことも必要と言える。より適正に評価してもらうために、上司や評価者にパフォーマンスをする必要がある。正しく評価してもらうために。
これをおろそかにしてしまうことは、人生をさぼることになってしまう。業務の効率化を高めることと、評価者へのパフォーマンスは同じくらい大切なことだと考える。

趣味について

趣味はとりあえず写真をもう一度やろう。ただ、そのほかにもやってみたい。もしかしたらもっと熱中できることが見つかるかもしれない。
趣味では効率性を求めないこと。
どうしても仕事をしてると効率性や生産性を求めてしまうが、そんなものは趣味では意味がない。
そもそも、効率性を求めてしまえば、趣味とは言えなくなってしまう。自分が楽しめばいい。仕事に惑わされてはいけない。誰かと比べてもいけない。ただ、おそらくこれが一番難しいと思う。普段は仕事をしているのだから、この切り分けは意識しないといけない。

家族について

昨年結婚した妻との仲は良好だ。お互いが好き勝手やっても文句は言わない関係性。子供の予定も今のところはない。両親も今のところ元気そうなので、そこまで気にすることはないだろう。

最後に

仲の良い友人に、大学卒業から今まで正社員になったことのないやつがいる。本人には、そのままでも良いと言っている。その言葉に嘘はないが、ただ、それは当事者ではないから言っているに過ぎず、自分が同じだったらどうにか働こうともがいていると思う。
いつか友人に、「そのままで良い」とまた言う時が来たら、自分自身でも同じことが思えるようになりたい。
仕事のために生きているわけではない。
仕事のことを考えるのは楽だ。しなければならないことだから。
仕事以外のアイデンティティを取り戻した。


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