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『実証』がなぜ大切なのか?

『実証主義』という言葉はA.コントが唱えた考え方。

18世紀のイギリスは『産業革命』で世界を大きく変えた。

蒸気機関車や蒸気船、ベルトコンベアなど当時からすればまるで魔法使いが現れたかのように科学が発達した。

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このように科学技術は世の中の進化に大きく寄与してきた。

現代も科学技術を駆使して多くの分野で発展が見られている。

科学技術の進歩は人々の成長にも繋がっている。

我々の先祖はあらゆる自然現象に霊がいると信じ切っていたところからスタートした。それが科学技術の進歩によって少しずつ証明がなされている。

確かな証拠を得ることを『実証』と言うが、これは世の中の矛盾を減少させる一歩に繋がると思う。

今でも蔓延している『常識』。

これにはコモンナレッジ的な常識とコモンセンス的な常識がある。

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コモンナレッジ的な常識は通常『一般知識』に該当するものだ。この常識はなるべく人々が持たなければならないもので、義務教育で習う勉強が当てはまるだろう。

一方で、コモンセンス的な常識というのは『良識』とも訳される。

コモンセンスに分類される常識は『取捨選択』という作業が必須である。

例えば、『回転寿司』で重視するものは何か?と考えた場合、大半の方は「寿司ネタの新鮮さ」や「シャリの美味しさ」などを想像させるかもしれない。

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しかし、現代の回転寿司は「ラーメン戦争」とも揶揄されるくらい、サイドメニューを重視している。

確かにチェーン店の回転寿司屋では当たり前のようにサイドメニューでラーメンが出てくる。その他にもシュークリームやチョコケーキ、ハンバーグ、大学芋などともはやファミレス感覚で多種多様な商品がある。

こうして『寿司』という固定観念から外れた大手チェーン店が全国的に活躍するようになった。そうなってくると「寿司屋だから寿司で勝負するのは当たり前」といった一見正しくみえる常識は疑わざるを得なくなる。

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この世には『道徳』や『当たり前』とボンヤリした概念も多い。全ては無理かもしれないが、少しずつ科学的な考え方で実証していく作業は必要不可欠である。

そこで大切なのが

「常識って言われるけど、それは本当に正しいの?」

と疑いにかかること。

経験や歴史を客観的に分析していけば、意外にもあまり効果が得られていない常識は簡単に見つかるかもしれない。

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