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読書感想文 #10:(昔の)週刊少年マガジン/講談社

読書感想文の題材にBL漫画ばかりを選んできたのは巻数が少なくて書きやすいからなのに、何を血迷ったか全25巻あるGTOの読書感想文を書きはじめようとしている。

世界一好きな男の窪塚洋介が珍しくバラエティ番組に出てると思ったらGTOのドラマがリバイバルするらしく、これをきっかけに急にGTO熱が復活したせいだ。

GTO同窓会!反町隆史&窪塚洋介&小栗旬&山崎裕太集結!!

一気には書けないから……数巻分ずつかな……書いてみないと分かんないけど。

その前に「マガジン」自体をちょっと振り返りたい気持ちになったので、本稿を書くことにした。



週刊少年マガジンをリアタイする小学生女子

小さい頃、親が仕事で家にいない時間帯は学校から近い祖父母の家(母の実家)に帰り、仕事を終えた親が迎えに来て自宅に帰るという生活をしていた。

祖父母の家には、叔父が買っている漫画雑誌が置いてあった。
週刊少年マガジンと、月刊少年マガジン。

私自身も「置いてあったから読んでいた」だけだが、その頃に女友達でマガジンをリアタイしている子なんか一人もいない。

男の子はジャンプを読んでいる子もいたかもしれないが、女の子は「ちゃお」とか「なかよし」とか、お姉ちゃんのいる子は「りぼん」とか「別マ」を読んでいたと思う。

「自分だけマガジンを読んでいたせいで話が合わなかった」とかではなく、そもそも当時はあまりよく理解できないまま読んでいた。

そんな感じで10歳にも満たない頃から意味も分からずマガジンリアタイ勢になっていたのだが、当時の連載に含まれていたのが本作「GTO」である。

好んで読んでいたのは「GTO」に加え、「カメレオン」「GetBackers-奪還屋-」「コータローまかりとおる!(のどれか)」「金田一少年の事件簿」「サイコメトラーEIJI」「人間凶器カツオ!」「SAMURAI DEEPER KYO」「エア・ギア」「ポリ公マン」「クニミツの政」「ジゴロ次五郎」「伝説の頭 翔」あたりだったと思う。

時期がまちまちだが「哲也-雀聖と呼ばれた男」「将太の寿司」「BOYS BE…」「ラブひな」「空の昴」「ゴッドハンド輝」「RAVE」「魁!!クロマティ高校」「探偵学園Q」も連載していた……はず。

月刊の方では「海皇紀」「風光る」「修羅の刻(門)」「鉄拳チンミ」「BECK」「龍狼伝」あと「ロケットマン」もあったかな……?

月刊はなんかシリアスというか難しいというかシブいイメージで、あんまりちゃんと読んでなかったかも。

朧げな記憶しかないが叔父が読み終えたマガジンを一旦溜めてある場所があったので、厳密には溜まっていたバックナンバーを読んだだけでリアタイじゃなかった作品もいっぱいある気がする。



印象に残っている作品


哲也-雀聖と呼ばれた男

何が書いてあるのかさっぱり分からなかったのになぜか読み飛ばさず目を通していたのでよく覚えている。

全く理解できていないなりに印象に残っているキャラクターの「ソナーの人」がいたのだが、調べてみたところ「白水俊弥」というらしい。

白水俊弥(しろうず としや)
元海軍中尉。戦時中、日本海軍屈指のソナー員(通常のソナー員がせいぜい半径数キロを把握するのに対し、彼は半径百キロ近い範囲を把握することができる)として潜水艦に搭乗し、敵艦の位置を正確に読み取り幾多の海軍兵を救った過去がある。しかし異常に発達した聴覚により相手の嘘がわかるため(理由は後述)人間不信となり、戦後は世捨て人のように廃坑の奥に引きこもって一歩も外に出ずにいた。
玄人ではないが、優れた聴覚を用いて相手の心音を聞き取り、人の心理・心の動きを読むことができる。そのため麻雀においては聴牌の気配や手役の大小をすべて知ることが出来、3年間無敗を誇っていた。そのため、いつしか「誰とやっても負けないから、やるだけ無駄だ」という心境になってしまい、「ドサ健とならやってもいい」「例えドサ健が相手でも勝つよ」とまで言っていた。

Wikipedia「哲也-雀聖と呼ばれた男」

あとは銃を突きつけられながら麻雀している回。
これも同時期だったようで、相手は「醍醐三郎」というようだ。

醍醐三郎(だいご さぶろう)
元特攻隊大尉。元第四六九振武隊所属。戦時中、特攻の日に「あの世で打とう」と部下たちと約束をしたが、彼が搭乗した機体は燃料切れで墜落、死ぬことが出来ず自分だけ助かってしまう。その後は半ば自暴自棄になり、米兵相手に命懸けの麻雀を打っていた。哲也に米兵に殺されそうになった所を止められ、勝負を挑まれたが、哲也を殴って一旦は断った。再び会った時に、哲也の申し出を了承し米軍基地で死ぬ気の麻雀をする。
負けた後死のうとしたが哲也に止められる。それを振り切ってなおも弾に当たろうとしたが、桜島のシラスで機関銃は止まり死なない事に絶望。だがそこで、寺師から特攻前日の出来事を聞かされ、考えを改めるきっかけとなった。
確率を無視した打ち方と、捨て身がツキをもたらす特攻麻雀を得意する。
米軍基地で行った麻雀は機関銃が2丁用意されており、醍醐の点棒が無くなると発射される仕組みになっている。

Wikipedia「哲也-雀聖と呼ばれた男-」

しかしキャラクターを覚えているだけで話はさっぱり理解していない。
意味が分からないのになんで飛ばさずに読んでたんだろう。



カメレオン

GTOと並んで大好きな作品だ。
実家に単行本がある。

最後に読んだのいつかな……下品だけどめちゃくちゃ面白いんだよこれ
加瀬あつし作品ではカメレオンが一番好き。

松岡 英治……好きだったわ……冷酷非道のサイコパスみたいなキャラだったのに純菜にどんどん懐柔されていってる感じがね……とてもいいよね……

印象的な話が多いけど、特に「妖乱」の回と「尾崎 美亜」の回が印象に残っている。

「妖乱」の回で死んだはずの総長が主人公に憑依して、その主人公が運転する車の音を聞いたチームのみんなが「この音は……!!」みたいになるシーンとか、好きだなあ。

もう一回読もうかな……



サイコメトラーEIJI

心頭滅却すれば火もまた涼し……
心頭滅却すれば火もまた涼し……

めっちゃ覚えてる。怖すぎ。
文脈は覚えてないけどそのシーンだけ覚えてる。

私はこの頃から猟奇殺人とかメンタル病んでる系の話が好きだったのか……あるいは本作でそういう嗜好になったのか……

えっ、ていうかこれアニメ化されてないの?
もったいな!

あんまりちゃんと覚えてないけど、エイジと志摩さんの関係性が好きだったと思うんだよね……なんかエイジが志摩さんを無駄にサイコメトリーした時にスマイルマークみたいなのが描かれた正方形の薄っぺらいやつが見えて衝撃を受けてた描写あったよね?

あれ当時はマジで意味が分からなかったんだけど、スマイルマークみたいなのが描かれた正方形の薄っぺらいやつをコンドームだと思い込んだエイジが、志摩さんが他の男と……!!って勘違いしたってことであってる?



クニミツの政

サイコメトラーEIJIのスピンオフ。

主人公のクニミツが「総理大臣上等」とよく言っていたような印象があって、当時の私は「上等」という言葉を

1. 物の品質や出来ばえなどが、すぐれてよいこと。また、そのさま。優秀。「—な品」⇔下等
2. 申し分がないさま。結構。上出来。満足
3. 等級が上であること。等級が上のもの。

https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E4%B8%8A%E7%AD%89/

という意味でしか知らず、てっきり総理大臣を褒めているのだと思っていた。

キャラと違うけど総理大臣には敬意を持ってるんだなあくらいに思っていたが今思えば全然褒めていない。



GetBackers-奪還屋-

口の中のでこぼこが描いてあるのがすごく印象に残ってる笑

なんかすごく中二設定なんだけど、美堂 蛮がとにかくかっこいいんだよね〜〜
卑弥呼と赤屍も好きだったよ〜〜
クレイマンもマクベスも好きだった気がする。
ヘヴンはおっぱいの人としか認識してないかも。
銀次はそんなに好きじゃないけど雷帝は好きだよ。

作画の綾峰欄人さんは「GTO」の作者:藤沢とおるさんのアシスタントをやっていたことがあって、綾峰欄人さんのアシスタントには「ソウルイーター」の作者:大久保篤さんがいたというから驚き。

こういう漫画家さん同士の繋がりってなんか……エモいよね……



SAMURAI DEEPER KYO

和風の作品が珍しかったのと、銀次↔︎雷帝みたいに二面性のあるキャラクターというのが面白かったんだと思う。

本作も中二設定気味だったような記憶がある。
十二神将の「〜羅」っていう名称めっちゃ覚えてた。

伏線が回収されないうちにマガジンから離脱してしまったから結局どんな話になったのか全然覚えてないけど、ほたるとアキラが好きだったかな……?

幸村も。



今こそ読むべきかも

GTOは20歳を超えてからも読んだけど、他の作品は10代までしか読んでいない。理解できることも増えたし、今読んだらかなり印象が変わりそう。

どうしよう、電子書籍……買っちゃおうかな……サイコメトラーEIJI読みたくなってきた。

言葉の難しさのみならず当時の私は下ネタ系の描写が全然理解できてないから、特にお色気描写の多いマガジンでは「どういう意味?????」となることが頻繁にあったように思う。

とはいえ言葉も下ネタもあまり理解できていない小学生が面白いと感じて読んでいたのだから、マガジンの先生方はすごいな。

麻雀は七対子と断么の二つしか役を覚えられない病気にかかっているので坊や哲は今読んでもあんまり分かんないと思うけど、それ以外は改めて読むべきかもしれない。



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