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スーパーで屠蘇散みつけた?自分好みのお屠蘇を作ろう

被写体を探していたんです。被写体って言っても人ではない。わたしが被写体と言った場合、ほとんどが食べるもの。で、その被写体になるような食べるものをスーパーに物色しに行ったんです。

時々、写真とかカメラに関する講座をやっていまして。受講者に撮ってもらうためのりんごを選んでいた。普段食べているりんごは、だいたい「フジ」系か「つがる」。ところがいつもは手に取らないジョナゴールドがいい色ツヤしてるんでそいつに決めました。

りんごを買い物かごに入れてフラフラしていると目に止まったのが「屠蘇」の文字。この時期になると味醂ボトルの首んところに「屠蘇散」がぶら下がっているんです。

お屠蘇

1月1日の朝。年賀状と共に楽しみのひとつになっています。この屠蘇散を御神酒やみりんに浸してお屠蘇をつくる。もしスーパーで手に入らなかった場合はアマゾンにも「屠蘇散」は見つけることができるので検索して見るといい。

お屠蘇と御神酒の違い

御神酒と言うのは神にお供えしたお酒。お屠蘇を神に供えればそれは御神酒と言うことだ。わが家のお屠蘇は冷蔵庫にお供え?しているので正式には御神酒とは言えない。

元日や三が日。神社にお参りすると御神酒が振る舞われていることがある。神様にお供えされた清酒や濁り酒が多い。毎年訪れている奈良春日大社の御神酒も清酒と濁り酒に列ができる。

お屠蘇には生薬が入っている。英語では「New Year's spiced sake」と言ったりするそうだ。その生薬を屠蘇散という。身体を温めたり、胃腸の働きを助けたり、風邪の予防になりそうな生薬が入っている。

お屠蘇を自分で作ると何が良いって好きな味にできること。日本酒は醸造アルコールが入ってると頭が痛くなると以前も書いた。なので醸造アルコールが入っていない好みの純米酒でお屠蘇を造ることができるのも良いところ。

お屠蘇の作り方

いちおう作り方を書いておこう。作り方と言うほどのことでもない。お酒(1合)とみりん(2〜3割)を合わせた二合徳利に屠蘇散を数時間付けておく。だいたい6〜8時間程度。あまり浸けすぎると香りが強く付きすぎて飲みにくくなる。

難しくはない。アルコール分をとばしたものも作っておくとお子さまも一緒に楽しめる。

我が家の場合、年末になるとあるところから「屠蘇散」送られてくる。あるところというのは「春日大社」。その封を開けると部屋いっぱいに屠蘇の香りが広がる。かなり強烈な香り。

急いで密封しないと、一気にお正月気分で浮かれてしまう。
危険。危険。

屠蘇散 - Amazon


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