物流知識体系化
今回は物流DAOの新しいプロジェクトを紹介したいと思います。
以前から物流人材の育成には苦戦をしていた経験がありました。考え直してみると、物流の所掌範囲が非常に広く育成にどうしても時間が掛かっていました。一方で事業の変化は早く体制は毎年のように変わります。安定した人材育成が難しくなっていると感じています。
そこで物流知識を体系化し、短時間で網羅的に物流の基本を学べる資料、物流業務で拠り所となる資料を作成したいと考えました。このアイデアの詳細について解説をしていきたいと思います。
プロジェクトの目的
前述した通り物流の知識は非常に幅広く総合的に学べる資料があまり存在しないと考えています。そこで物流に関わる様々な専門家が集まる物流DAOで総合的な物流知識を体系化し資料としてまとめる事により、物流業務の参照資料として、総合的視点を持った物流人材の育成を促進することが、このプロジェクトの目的です。
またこのプロジェクトが物流DAOの活性化や参加者に対しての付加価値の創出にも繋がると考えています。
どちらかと言えば付加価値を考えてこのプロジェクトに行き着いた感はあります。元々はDAOでコンサルをする事で参加者への付加価値を出そうとしていましたが案件が安定して存在せず、その代替を探っていたという背景もあります。
物流の範囲
物流の範囲は非常に広く、人によって物流の持つイメージが大きく違います。
例えば物流と言えばトラックを思い浮かべる人もいるでしょうが、人によっては倉庫や工場内の物の運搬を考える人もいます。海上コンテナや航空貨物など華々しい国際物流をイメージする人もいるでしょう。
このような状況で一言では”物流”と言い現せられないと思います。それくらい物流の範囲が広いと考えています。
体系化の内容
まだアイデア段階ですがどのようなイメージなのかを共有します。これらの項目に決まったフォーマットで内容を記載していきます。
これをDAO内で議論しブラッシュアップして整理をしていきたいと考えています。
1.物流戦略
- 1.1.マーケティング
- 1.2.計画
- 1.3.サプライチェーンマネージメント
- 1.4.契約
- 1.5.レジリエンス
2.物流管理
- 2.1.コスト
- 2.2.安全
- 2.3.改善
- 2.4.セキュリティ
- 2.5.SDGs
- 2.6.DX
- 2.7.機器管理
3.貯める
- 3.1.在庫
- 3.2.倉庫
- 3.3.保管
4.運ぶ
- 4.1.梱包/反復容器
- 4.2.輸出
- 4.3.輸入
- 4.4.陸上輸送
- 4.5.航空輸送
- 4.6.海上輸送
- 4.7.危険品
5.物流インフラ
- 5.1.システム
- 5.2.コンプライアンス/法令/条約
6.その他
- 6.1.海外規制
- 6.2.ローカルルール
詳細はこちらをご確認ください。
マネタイズ
配布方法をどうするかが確定しておりませんが当面はNotionを採用したいと思います。これを作成中は公開方式として、多くの意見を集めたいと思います。より多くの指摘が上がる事でより良いものが出来上がると考えているためです。
ある程度の範囲をカバーが出来たところで、会費、協賛金、クラウドファンディング、Amazon出版などで資金を集めたいと考えています。
調達した資金はプロジェクト参加者に割合に応じて分配します。サーバー等の固定費用は差し引いての分配となりますが、様々な専門知識を持つ方へ報酬を返せればと思っています。これも透明性のある投票にて決定をしていきたいと考えています。
まとめ
このプロジェクトは長く続くものと考えています。物流を取り巻く環境は目まぐるしく変化しています。資料も古新聞になってしまうものも多いでしょう。これを継続してアップデートしていく作業でもあります。
物流DAO内での提案資料も参考として添付しておきます。
これは利益を追い求める企業では成し遂げられないもので物流DAOがやるべき事業だと考えています。またこの事業に参加する方々が豊富な経験を共有したり議論をする事でより良い資料になっていくと考えています。
物流のエキスパートの方も初心者でも参加できます。この事業に参加する事で多くの学びがある筈です。ぜひ、このプロジェクトにご参加ください。
また共感される企業様もご支援頂けますと幸いです。
以上、今回はここまで。
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