3Dプリンターの修理(Ender3)
今回は物流とは関係ない備忘録として記載します。
今回修理した機種は”Creality Ender 3 V2 3Dプリンター”です。
これだけしか3Dプリンターは持っていませんが十分使えています。主に子供のおもちゃですがオブジェやちょっとした小道具の作成に活用しています。
不良の症状
購入して1年ほど経過した頃にプリントをしているとノズルからPLAのフィラメントが抽出されなくなりました。
一旦抜いて再度投入しますが改善されません。
ノズルを見ても異常なし、フィラメントを交換したりしましたが何度投入しても抽出ができませんでした。
そこでノズルを外して抽出されるか試してみました。
やはり抽出されず、これはホットエンドに問題があると考えました。
覗いていて見るとやはり中で焼き付きを起こして詰まっています。
ネットで症状を見るとホットエンドの取り替えが妥当と判断して早速注文です。
交換作業
インストラクションの動画を見ながら作業を進めます。念の為、写真も取って配線を間違えないように注意しながら行いました。
バンドを切断してカバーを外してホットボンドを取り除いてと少々面倒ですが難しい訳ではありませんので淡々と作業を行いました。この作業自体は特段問題はありませんでした。
予期せぬ事態発生
交換作業は無事完了しました。
早速、電源オン!
???
画面が固まっています。最初は時間かかるのかな?と思っていましたが全く動きません。配線を間違えただろうか?と思いチェックしたり緩みがないか確認しますが全く問題ありません。
そこでメーカーへ問い合わせしましたが回答は今のところ来ていません笑
解決方法
原因を特定するには1つずつ変化させて確認が時間は掛かりますが確実です。
問題のありそうな箇所の配線を一つ抜いては起動を繰り返しました。
これでようやく問題の配線が特定できました。
「TH」(thermometer?)と書かれた白の2ピンコネクターです。
これを抜いて起動すると動きだします。
という事でこの線を辿るとホットエンドの先端にビス留めされた配線です。温度を計測する配線でしょうか。一旦外して若干ひねっていたので整えて再度ビス留めします。
そしてボードのコネクターを再度接続して起動すると、普通に起動しました!
良かったです🙌
まとめ
今回はインターネットを調べ回りましたが類似事例全く見つけられず、困りましたので皆さんの参考になればと思い記事にしました。
原因は温度センサーの接触不良だったのかなと思っています。
温度が測れずに動いていたら火災になりますしね。安全に設計されていると評価もできるのかも知れません。
もし参考になった方はサポート頂けると助かります。
以上