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住む街によって大きく変わるドイツの印象

Hallo!

今日はまたドイツの話を。
先日読んでいた本で、ドイツはハイテクで清潔な国、お金持ちが多い、なんて書かれていてのを見て、え?それは本当にドイツの話?と驚くことがあった。
でも、これは珍しいことではなくて、ドイツを表すとき、清潔だとか、お金があるだとかいった感想を見かけることが多い。
今ではすっかりベルリン=ドイツということになってしまったけれど、ドイツとはベルリンだけではない、むしろベルリンのほうが特殊なんだと思う。
というわけで、私がこれまで見てきたドイツのそれぞれの街の印象について振り返りたい。

以前も書いたけれど、私はまず南ドイツのバイエルンで留学生活を始め、その後西ドイツのNRWに引っ越し、日本語に再び戻って結婚後はベルリンに移住した。
なので、私の初めてのドイツの印象は、バイエルンの街の印象ということになる。

ミュンヘン

バイエルンといえば、ドイツの中でもお金持ちの州だと思う。
街並みはきれいで、観光客も多く、またドイツ名物と呼ばれるビールにソーセージ、プレッツェルもあり、いわゆるドイツっぽさを全部持った場所。
そんなところに住んでいた頃にベルリンへ旅行へ行った時、あまりの違いに、ベルリン無理!こんなところ住めない!やっぱりバイエルン最高!と思ったことが懐かしい。

そこから引っ越した西ドイツのNRWといえば、日本人が多いことで有名なデュッセルドルフがある州。私はデュッセルドルフに住んでいたわけではないけれど、日帰りで一度だけ行ってきた。確かに日本のものを売るお店も多かった。でも、写真は一枚も残っていなかった。日本語だ!と喜んで写真を撮ったような気がするのだけど、見つからなかったので、同じくNRWにある別の街の写真を貼っておくことにする。

ケルン(NRW)

NRWといえば、ドイツで一番人口の多い州。バイエルンとは別の意味で発展している場所という感じ。バイエルンのような華やかさはなかったけれど、デュッセルドルフという便利な街もあるし、日本人にとって長期で住むなら住みやすい場所かもしれない。

そして、今住んでいるベルリン。

ベルリン

初めて来た時は、いろいろと残念ポイントがあったせいで(天気最悪、空港は今はなきおんぼろテーゲル)よいイメージを持つことができなかったけれど、何度か訪れ、そして長期で住んでみて、悪くないな、と感じている。
はっきり言って、街並みは汚い。
お金持ち?ベルリンは貧乏な街と言われているし、街並みも汚いから、本物のお金持ちはもっときれいな街に引っ越すんじゃないかな。
そんな街だけれど、逆にそんな街だからこそ、どんな人でも受け入れてくれるような懐の広さがある気がする。
ヨーロッパに住んでみたいけれど、ロンドンやパリは高すぎる、デュッセルドルフでは刺激が足りない、ミュンヘンほどドイツ色が濃くなくていいという人にはお勧め。

と、いろいろ書いてみたけれど、8年前に戻った私が留学先で選びそうなのは、結局またバイエルンなんだろうなぁ。で、NRWには行かなそう(笑)



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