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かけがえのない存在

鏡に映る姿はいつもと同じだった

つらかったあの時の記憶も
悲しかったあの時の気持ちも

すべて知っている身体

あなたはいつも側にいてくれた
いつも私のために働いてくれた

愚痴も文句も言うことなく

はじめて悲鳴をあげている事に気づいた
今まで気づいてあげれなかった
限界は近づいている

そのことに気づいた瞬間
身体は一瞬で緩んでいく

「気づいてくれてありがとう」

そう言うかのように緩んでいく

私の心も緩んでいく

こんなに素直になれたのは
いつぶりだろう

鏡に映る姿はすでに別人だった

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