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毒親と宿命親中殺のはなし
この10月で、通信大学生活6年目に入りました。私のオトナ大学生ももうすぐ終わるんだ…長いようで短い大学生活。
本当は、18歳で大学に行きたかったのですが、私の育った家庭では大学進学は不可能だったので、20年遅れて38歳から大学生になりました。
我が家は、いわゆる「毒親」家庭でしたので、友達の家に遊びに行った時に、家庭の様子がうちと全然違って驚いたり、結婚後も家族ってこんな感じなのかぁとびっくりすることが多々ありました。
自分も、まともな家庭に生まれていたら…違う人生だったのかなと、親を恨んだ時期もありました。
毒親に育てられた人々とお会いすると、みなさん同じことをおっしゃる。
毒親と言っても、親が過干渉だったり、親からいじめられたり、理不尽な要求をされたり、子どもが親をケアしなくてはならなかったり、話を聞いてもらえなかったり、ご飯を作ってもらえなかったり…いろんなケースがあります。
親が犯罪者だというケースもあります。
いろんな毒親がいますが、私の親もまぁまぁの毒親だったので、私は物心ついた時から、親に自分の本音を話すことをやめ、家庭は1日も早く離れる必要がある場所でした。
だから、ホームシックというものには、一度もかかったことがありません。親に会いたい!と思ったことが人生で一度もない(笑)そんな、親不孝といえば親不孝な子です。
母の日や父の日などはプレゼントを贈ったり、可能な限り親孝行できるようにとしていますが、一般的な親子という感覚はもしかしたら一生持つことができないかもしれません。
そんな自分は、冷徹な人間なのだろうか、しかしあの家に育ったら仕方ないよなぁと思ったり、こと親子関係においては、私の中で深掘りしてはならないダークサイドだったのです。ある時期までは…。
ある日、私は自分が「宿命親中殺」という宿命だということを知りました。算命学のなかに、天中殺というものが出てきますが、私は生まれついて宿命のなかに天中殺を持っており、それが「親」に対して起きる人だったのです。
宿命親中殺を持つ人は、親に対して理解できない、親を親と思いにくい、親と縁が薄い、親に頼れない、という特徴や現象が出やすくなります。
こういう人は、一日も早く親から独立するのが良く、特に精神的・経済的に親を頼ってはならない人なのです。
私は毒親の家庭で育ったことで、精神的にも経済的にも親から独立することができて、宿命天中殺を消化することができていたのではないか?ということに気がつきました。
そう、18歳のときにもし大学に行かせてもらっていたら、私は宿命中殺をうまく消化できず、人生もっと苦しかったかもしれません。
その意味で、あの時はすぐ就職してすぐ結婚して良かったのだと思います。20歳で最初の夫と出会い、21歳で結婚して以来、親とは年に一回会うかどうか…
親はいないと思え、くらいでちょうどよく。
自分の理想の親像を押し付けたり、親に経済的に頼ったりしはじめると、中殺現象が出てくるそうで、親を頼れない環境は最高の環境だったのです。
そう思うと、毒親がありがたい、という宿命の人が、実はチラホラいたりして、、、
一般的には、良い親のほうが良いとされていますが、居心地の良い関係性が、本人の宿命とあっているか?というところで見た時、それが合わない方が一定数いるんですね。
毒親もまた、その親が毒親だったりします。うちの親もそうでして(笑)両親共にそれぞれ、違う毒親っぷりを発揮してくれたのですが、その両親(私にとって祖父母)もまた、なかなかに毒親でして(笑)
毒親の連鎖というのは、やはりあるようです。
長い家系には、どこかで、その家系の流れやひずみを断ち切ったり、一新する人が現れてきます。
私は親にならなかったので、自分の家系の問題をひきずらず、断ち切れたのかなとも思います。
そのぶん、過去の先祖たちの供養をしていきたいなぁと、毎月、毎年、簡単ではありますが先祖供養をやっています。
両親は先祖の代表といいますから、両親あっての自分と思って、お互い良い距離感で時々連絡をとったり、自分がしんどくならない範囲でつきあっています。
ということで、今日は、宿命で見てみると、毒親で良かった面もあった、というお話でした。
あ、親中殺があるから、毒親のもとに生まれるわけではないので、そこは全く決まっておりません。親中殺だけど、素晴らしいご両親のもとに生まれる方もいれば、宿命では親との縁が大変深いのに不幸な家庭に生まれることもあります。
宿命は様々、生まれる場所も様々、そのなかで、どう自分に合う環境を選んでいくか?どう生きるかを共に探していくのが算命学鑑定の面白さかなと思います。
ちなみに、私は「夫中殺」も持っていまして(笑)とことん、家庭が頼れないという、修行みたいな今世です。
しかし、宿命の地図によれば、40代のうちに三度目の結婚することになりそうです。たぶん!修行は続く…!?