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かつて記憶の裏側に追いやった切り傷から、今になって膿が溢れてきた。 透明な液が流れ出して…
雨。 三人がけのソファをベッド代わりにしている。薄い毛布にくるまって目を閉じる。 足…
どこかの、やさしい、だれかは わかっているよ。 あなたが、こどもをあいせなくて くるしんだ…
温めたフライパンに油をひいて、たまごをひとつ、ふたつと落としていく。この時に「ジュッ、ジ…
本当はあの時、息ができなくて少し泣いた。 [完] #書き初め20字小説 (⑉・ ・⑉)
新しい腕が生えてきた。願ってもないことだ。いや、本当はその発想がなかったといえば嘘になる…