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ありがとう!合唱コンクール🎵


合唱コンクールまでの準備や勉強

私は、初任です。歌は、大学では専攻していなかったので、合唱の授業をするにあたり、自分の歌の下手さと、指導の専門的な知識不足が悩みでした。
そこで、私が行ったことは、いくつかあります。

  • 歌の先生のレッスンを受ける

  • 音楽之友社の合唱指導の本をいくつも購入し、参考にする。

  • 歌詞の意味を深める

  • ・・・・など

まず、地元の歌の先生にレッスンを受けたことで、歌唱指導の多くの部分は、一時的に、解消されました。例えば、歌う時に意識することである、子音と母音のことや、発声に関すること、どんな気持ちで歌うか、歌唱時の舌根の位置、・・・など、すべてが勉強になりました。歌の先生、ありがとうございます。

そして、本を参考にすることは、いつも私が、悩んだときに行うことなのですが、これも、結構役に立ちました。音楽指導ブックです。すべてを読むことはできませんでしたが、発声練習など、参考にしました。

そして、歌詞の意味を深めるのは、合唱練習がラストスパートに差し掛かってきた時に、行いました。生徒達には、ずっと歌の技術的な面ばかりを伝えていたことを、反省し、各パートが歌えてきたころに、歌詞の意味に着目しました。(特に3年生と1年生。)3年生は、歌詞の意味に着目すると、より音楽演奏に深みが増しました。どうして、このように歌うのか?という、技術的な側面の意味・意図を歌詞の意味から支えることができたと思います。ここから、グッと演奏が良くなったクラスがいくつもありました。

学年合唱

私の勤務校では、学年合唱を行いました。各学年が全員で歌う、本当に大きなものです。本番は、私は各クラスの演奏と、学年合唱を録音しました。どの学年も、本当に素晴らしい学年合唱を披露してくれて、学年の持つ力の大きさに、感動しました。特に、3年生は、クラス別演奏から、緊張が解き放たれて、とても爽やかな、にこやかな表情で歌っていたのが印象的でした。みんなで歌うことの喜びを心の底から感じられた機会だった、と思っています。

最後に

まずは、無事に合唱コンクールを終えれたことに感謝するとともに、学校中が歌を共有できたことに大きな喜びを感じています。声は一番ストレートに想いを伝えることのできるものです。
私は、中学校の音楽の教員をしています。中学生は、あんなにも素晴らしい合唱を創り上げる力を持っているのだと、驚かされました。自分が中学生だった頃に、果たしてあのレベルの演奏を創り上げていたとは、言えないものでしょう。
各クラス、それぞれの色を持っていて、その良さが本当に発揮されていたと思います。急成長を遂げたクラスや、気持ちが一つになったクラス、やる気に満ち溢れていたクラスや、音楽的に優れた演奏をしたクラス、工夫を凝らした演奏をしたクラス、クラスメイト同士の衝突から急激に良くなったクラス・・・どのクラスにも、それぞれのドラマがあったのではないでしょうか。
ありがたいことに、クラスの子たちが、やる気を出し始めたのは、音楽担当の私の手腕だとおっしゃってくれる先生方もいました。しかし、私は、各クラスメイトたちが、団結して、工夫を凝らし、よりよい演奏を創り上げようとした、その行動がすべてだと思います。一人一人の、やる気、勇気、演奏にかける想いが、その瞬間を作り上げたと思います。
初めての、合唱コンクールが、このような素晴らしい学校行事になることを実感し、改めて、教職に携わることの感動を感じました。教職は、苦しい時もあるし、悩むときもあるけれど、この感動の瞬間が、継続を促す、一つの原動力になっているのではないか、と思いました。

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