講演 「データから読み解くインバウンド観光の未来」で伝えきれなかったこと
5月14日の今日300人ほどの会場で登壇予定でした。主催は事業構想大学で、テーマは観光インバウンドフォーラム。
ただ、コロナの影響でリアルな場でのセミナーは中止。その代わりに、1800人もの人が参加するオンラインのセミナーになりました。先週の時点で1000人を超え、当日1800人になったとのこと。1800人...想像がつかない。
参加者の多くは、自治体や観光DMOの方。せっかくなので意味がある時間にしたいと思い、連日準備を重ねました。登壇者は、観光庁次長の高橋さん、Vpon 有田さん、ドコモ インサイトマーケティング 古田さん、ソニーマーケティング 光成さん。
自分の出番が3番目だったんですが、大体最初の2人で要点は言われてるんですよね。困ったなぁと思って、資料を登壇5分前まで修正してプレゼンに臨みました。大隈さん、藤澤さん、柔軟な対応感謝します。
当日の資料
こちらが当日使用した資料です。プレゼン用で作ったので、資料だけだと伝わりづらいかも知れません。資料作りはもっとレベルアップさせたい。またこの資料は社内外の方に助けてもらって作りました。ありがとうございます。
1800人の威力
僕が話す時に、この場の価値はなんだろう?どんな価値を提供したら、参加者が満足するだろう?と考えた時に出た答えが「1800人の考えを集めよう」でした。一方的に自分が話すよりも、絶対にいいと思って、非公開だったチャット機能を無理言ってオープンにしてもらいました。大隈さんの機転と行動力のおかげです。
質問が多すぎると重いので、上記質問をお願いしました。そうするとですね、目視では追いきれない量のコメントが数分のうちに流れ出てきました。200は超えていたんじゃないですかね。
コメントの中には、「同じ境遇の人がたくさんいて、頑張っているを知れて勇気をもらえました。」「皆さんの声がとても参考になった。」というコメントもありました。熱量が高いコメントが多く、自分も勇気をもらいました。
「参加者の方はここで出たコメントを全部コピーして、部内で共有して、戦略づくりに役立ててください。きっと一気に話が前に進みます。」
最後はこんな事を伝えて締めました。参加していただいた方、コメントしてくれた方ありがとうございました。何か前進する時間になったら嬉しいです。
コメントはまだもらえていないので、早くもらえるのを楽しみにしています。
伝えきれなかったこと
30分しか時間がなかったので、だいぶ早口で説明しました。わかりにくかったことが多かったと思います。
最後に3つほど提言をしました。その中で1つ伝えきれなかったことがあったので、ここで文章で書きます。
もし、インバウンド向けに本気で取り組みたいと思うなら、今日本に住んでいる外国人が、日本に住んで良かったと思える国にしましょう。
日本に住んでいる外国人は、日本人1億2000万人に対して280万人です。もし、日本に住んでいる外国籍の人一人一人が「日本は外国人に優しくない。日本は、日本の観光は魅力的ではない。」となったらどうなるか?おそらくインバウンドの戻りはかなり遅くなるでしょう。みなさんが海外の住んでいる外国人だとしたら、嫌ですよね。
逆もしかりです。住んでいる人が、「日本は安全になったよ。そして、以前よりもより観光が魅力的になったよ」そう言ってもらうようにするためにどうすればいいか?を考えたほうがいい。国内観光の中に含まれているのは日本人だけではないです。日本人も住んでいる外国人にとっても、魅力的な国に一緒にしていきましょう。
多文化共生は、簡単には取り扱えない深いテーマなので、この間色んな方と議論して、考えを深めていきたいです。
最後に
最近とコツコツやっていることが、先週から運営しているFacebookグループ「今だからこそできるインバウンド観光対策」です。今回の講演で宣伝した所、200人の応募がありました。濃い場にしていきたいため、徐々に承認させてもらっています。(質問、同意に回答した方から優先して承認しています。)
このグループでも実現したいのが、このセミナーでもあった集合知です。この時期だからこそ、横の連携を深めて、一緒に乗り越えていきたいです。
招待制、承認制となっていますが、興味がある方がいれば是非ご参加ください。やさしい日本語、多文化共生に関するオンラインセッションも来週行う予定です。
最後まで記事を読んでいだきありがとうございます。毎日更新をしているので、よかったらまた読んでもらえると嬉しいです。