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[銘柄分析]フィリップ・モリス・インターナショナル

企業概況


世界最大級のたばこ会社。2008年にアルトリアグループの米国外事業が分離して誕生。世界売上高首位のマルボロ、ラークなど多くの有力銘柄を保有。ただ、各国の規制や税制に左右されやすく、訴訟リスクも大きい。第2の柱に成長した加熱式たばこ「IQOS」や無煙たばこなどの代替製品に注力。非ニコチン戦略強化で、吸入薬・ソリューション・経口システム開発・製造、呼吸器系医薬品など医療関連企業を相次ぎ買収。

業績概況


22年上期のたばこ出荷数量は微増、IQOSは日本の減少をEUの急増が補う。為替は逆風。中東・アフリカが牽引し小幅増収。製造コスト増で利益は横ばい。下期もたばこ数量は足踏み。IQOSも増勢一服。コスト高や為替逆風が続く。通期減収減益も。ロシアとウクライナが主軸の東欧事業影響懸念。

たばこ業界


健康志向の高まりの中、紙巻たばこの市場規模縮小が続いている。特に国内では消費者のたばこ離れに歯止めがかからない。そうした中で近年、唯一伸びしろがあると見られていたが電子機器でたばこ葉を温める「加熱式たばこ」。しかし最近の伸びは鈍化しており、普及に一巡感もある。

コメント


米国を代表する連続増配高配当銘柄であるPMは業界的に将来性は期待できない。しかし、新規参入企業が無く寡占市場であるため安定した収益が手に入る。このストレス社会でたばこが数年の内に無くなるとは考えられないので私は今後もPMへ投資をする。

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