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遅刻しそうな時のマインドセット【心理学】

福島県の医学部で学生教育をしながら、心理カウンセラーをしたり、研究をしたり、YouTubeの運営をしたりしてるあおきしゅんたろうです。

昨日寝坊しまして、なんとか遅刻せずに間に合いました。それでも車で移動中に、いつも通りにYouTubeの動画を撮影したのですが、たけお先生は、私のように時間ギリギリでも動画撮影をする行動をさすがYouTuberと言っていました(わたしもさすがと思いました)。

遅刻しそうな時間帯でも、そうでない時間帯でも、最終的な目的地への到着時間は基本的に変わらないので、いつものように行動することが最善かなあと思います。

動画を撮るかどうかというよりも、朝のルーティンでいつもと違う行動パターンを取ると、新たな手続きが増えたり、減ったりして、いつもの行動連鎖とは違う行動をすると、結果的にそのあとのミスが起こりやすくなるのです。

例えば、いつも朝に風呂に入る人が風呂に入らずに家を出ると、物を忘れることがよくあります。人の行動は行動の後に次の行動をするというような行動連鎖で記憶されているので(わりばしをとる→紙を引き抜く→わりばしをもつ→わりばしをわる・・・など)、ひとつの行動をすっ飛ばすと、一連の行動が起きにくくなるわけです。

朝風呂に入る→洗面所で歯を磨く→トイレに行く・・・などの行動連鎖ができている場合、風呂に入らないと歯磨きも忘れる、みたいな連鎖になってしまうのです。

そういったことを防ぐためにも、遅刻をしそうになった時でも、いつも通りの行動をすることで体が覚えているパターンを守るほうがのちのミスを予防できるので重要なのかなとわたしは考えています。

もちろん、YouTubeの動画を撮ろうが撮るまいが、そこにたどり着くまでの時間は同じなので、逆にいつもと違う行動を取るとミスが増えてしまうので、いつも通りに行動する方が良いのかなと思いました。

8時30分に出るはずが、8時30分に起きてしまった時、焦って行動するとミスが起こることが多いです。私も昔は焦って着の身着のまま家を飛び出すことが多かったですが、今は逆に「もう30分だけど、一旦SNSでもチェックするか」と考えます。焦らず、いつも通りに行動してから対策を考える方が結果的にはプラスになると思います。

もちろん遅刻は理想的には避けたいことですし、できる限り間に合うように行動を取るのは当然かもしれません。しかし、自分がいないと絶対にやばいというような事態でなければ、多少遅刻しても、周囲の人々は我々が思っているほど大きな問題とは捉えていないことが多いのではないかなと思います。

なので、遅刻した後のミスを最小限にするような行動を優先することが、結果的には時間厳守よりも重要になることもあると思います(絶対に遅刻できないときはすぐに動いてください)。

遅刻を繰り返すと、自己正当化のための言い訳が増えていきますが、遅刻したとしても地球は回り続けます。

もちろん、遅刻しないのがベストですが、もし遅刻しそうな時は、いつも通りの行動を心掛け、無駄な動きを増やしたり減らしたりせず、普段通りに過ごすことが良いのかなあと思います。

今日もその姿勢で過ごし、無事に目標の時間にも間に合ったので、よかったなあと思います。わたしは結構遅刻魔でして、何回かシャレにならない遅刻もしてますので、いつの日か告白したいと思います…。

それでは、最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました!

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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