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やめるための心理学

続ける話や始める話はよくしてるんですが、やめる話って面白いなと思ってました。

ぱんだ先生のチャンネルで、中島美鈴先生(りんりん先生)がライブ配信されてました。お2人とも心理士の先生です。

中島先生は、実用的で分かりやすくメンタルヘルスや心理学の話を扱った本をたくさん出されてるんです。

その先生方が、何かをやめる方法について話してたんです。

確かに、続けるや始めるという話はあるけど、やめる方法ってなかなか考えられないですよね。

特に話の中で取り上げられていたのは、依存やついついやってしまう、やめたいと思ってるけどやめられない状態の話でした。

例えばダイエットをしたいと思ってるけれど、間食をやめられない、たくさん食べてしまう、お菓子を買うのをやめられないという話をしてました。

やめる方法は結構難しいと思ってました。やめるということは、逆に何かを始めることでもあるんです。

これを代替行動と言います。例えば、ご飯を食べすぎる、お菓子を買うのをやめて、コンビニに行かずに家に帰るとか。その代わりに、お菓子の欲求がある場合、カロリーの低いするめやナッツを選ぶという方法が考えられます。

やめようと思っていることの代わりとなる行動を増やすことも大切です。

やめるには、やめることのきっかけや決意が大きくないと、継続は難しいと思います。何かをやめるとき、その行動のデメリットがメリットより大きくなる、または他のことをするメリットが大きくなる場面でやめることが多いです。

自然と、食事やお菓子の美味しさよりも、ダイエット後のスマートな体や動きやすい体を手に入れるメリットが大きくなると、物事をやめる傾向があります。

メリットの方が大きくなるように考えてみるところは1つ重要で、意思決定バランスエクササイズっていうの認知行動療法ではします。

その行動に伴うプラスの面とマイナスの面を洗いざらい出してみて、それで「じゃ、どうしよう?」って考えるわけですね。多くの場合、大きな実害がないので、続けてしまうことが多いです。

なので、本当にそれを変えた方がいいのかどうかを考えつつ、行動してみることが1つ大事だと思います。

もう1つは、行動した結果、すごく嫌なことが起こることです。

例えば、私だったらお酒を飲んだり、美味しいものを食べたり、暴飲暴食した結果、脂肪肝になるとか、大腸ポリープができて、それを取るための検査をしなきゃいけないとか。その検査も、結構きついです。そういうネガティブな経験があると、行動をやめやすいです。

大きな病気をした後や、誰かが病気になるということも、行動を変えるきっかけとしてはあると思います。

そうなる前に行動も変えられるといいのですが、なかなか難しいですよね。続きはまた明日書きたいと思います。

それでは、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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