「青騎士」第15A号作品紹介『窓辺のリノア』(萩埜まこと)
「青騎士」第15A号作品紹介。萩埜まこと先生の新連載第1回『窓辺のリノア』のご紹介です。
1990年代―—。ドイツへ向かう旅客列車に揺られる男・テオ。傍らでテオに話しかけてくる二足歩行の猫・ピート。二人の奇妙な旅人は、とある田舎町へと辿り着く。
雨の降る夜、テオは警察から追われている少女・リノアと出会う。
その邂逅は一瞬だったが、リノアはテオのコートのポケットに本を忍ばせていた。
リノアがテオに託したのはリルケの詩集。その本にはリノアの誕生日を祝う言葉が紡がれていた――。
警察に追われる謎の少女との出会いが、男の運命を変えていく…!
萩埜まこと先生の単行本は『萩埜まこと短編集 どこかの星のふたり』が発売中です。