歯を食いしばりなさい /ファシリテーション一日一話 8
亡くなった母はとても厳しい人で、彼女に「そこに座りなさい、歯を食いしばりなさい」と言われた時は覚悟を決めたものだった。正座して相対し静かな時が流れる。じっと睨まれて、「今、なぜ怒られているかわかるか」という問答があって、ことの核心までいたったところで、バチンと平手打ちが飛んでくる。今になってみると、当時小学生の自分が何をやらかして叱られたかのかは、さっぱり覚えてないのだが、そうやって平手打ちされた記憶はよく残っている。ちなみにこれは同級生たちもよく知っていて、ここは叱るべきタ