エビデンスベースド
人工知能がもうすぐ人類の知性を超えるとか超えないとか言われているのに、科学的根拠に基づかない思い込みっつーか悪意のあるデマが多すぎる中世かよ
エビデンスベースドとは科学的根拠に基づく、くらいの意味
科学者じゃないと難しいけど、
・データや科学的根拠を明示している
・査読付き論文を引用している
の2点を踏まえた本が最近増えてきた 喜ばしい
なんか独りよがりの仲間内だけの文章を「論文」と呼んでそれが科学的根拠だって言う人もいうけどそれではだめ
査読付き論文は専門家が内容を確認して必要に応じてダメ出しして、まー妥当だよね、とハンコを押されたような論文のこと
そういう本を集めてみた
まずは食事、健康法。自分が食べたら元気になったとか、サンプル数がすくないデータ、サンプル先が偏ったデータを示して「科学的」とか言っている本とか怪しいのがわんさかあるけど、本書はガチ。名指しされてないけど某リコピン一押しの人気TV番組もダメ出しされている。
腹を満たしたら恋をしよう。
つか、赤ちゃんや子育てって俗説が食事以上に多いのでは。特に子育てって他人が横槍入れてくるよね。食事だと自己責任だけど子育ては子供に影響出ちゃうし悩む。適当なことを言う政治家が多いのもなー本書を読んで見極めような。
『「学力」の経済学』
そして教育。教育ってさ、結構勉強して高学歴の人でも自分が成功しただけで俗説を盲信してるからな。
とここまでの本の内容は、難しい言葉だと、因果推論という。間違えやすいのは相関と因果は異なるってこと。
犯罪が多ければ交番の数は増えるので、犯罪数と交番数は比例する。それを間違えて交番数を減らせば犯罪数が減る、っていうのは違うと分かるけど、それに近いことを知ってか知らずか悪意的かで主張する人がいる。
この本はその理論的説明を。といっても数式はなく丁寧な説明。本書を読んでいるか読んでいないかで世の中に騙されるか騙されないかがかなり変わってくるはず。
最後はちょっと毛色が違って因果推論じゃなく、世論調査の本。世論調査もさー自分の意見と違う結果が出たりすると、固定電話で調査してるから若者の意見は反映されないとか、A社は政権よりだから世論調査も偏ってるとか、そういうのを粉砕してくれる本。世の中がおかしいと感じても、まず事実を知ろうね、変えるのはそこから。ということを熱いハートの著者が冷静に分析して語ってくれる。
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