ヘッケルの『反復説』はウソ【知的雑学トリビア・豆知識】
いまだに堂々と教科書に必ず載っているエルンスト・ヘッケルの「反復説」は学問的に大問題であるが、実はヘッケル自身、人格的に問題のある人物で、平気で偽物造りをやったのである。
反復説で彼が提出した資料も、学者たちから、それが人工的なものであることを次々と暴露されたのである。
逃げ場のなくなった彼はついにそれを認めたが、一九〇八年に臆面もなく、次のような一文をベルリンの新聞に書き送った。
それによって我々は、進化論学者たちがグループで偽物造りをしていたことを彼の暴露で知ることができ