麻雀 旅打ち BOO2戦その2

 前回の続き  調子こいてみた

ダイエット日記を書いている私だが、アスリート風に言うと『炭水化物いれっかな』って感じである。このセリフを太った人が言うと実に滑稽な気分になる。
麻雀がはじまるまで茶店に行くことに。雀荘は18:00開店だが、女将に話すと16:00には面子を集めてくれるようだ。(前日から言えば、二人だと昼からでもできるみたい) 

エレガントに茶をしばく。
16:00に行くと、客が二人とメンバーらしいエプロンをつけた人がいたので

「メンバーさんですか?」と聞くと

「いいえ、ニートです。」と言われた。
では何故、彼は今ここにいるのか?単純に疑問である。
聞けば今日から入ったメンバーさんで、普段は主夫をしているそうだ。

では、残った二人は客で対戦相手か。

 一人は30代後半か40代でメガネをかけて、ビールを飲んでいる。もう一人は40代後半か50代といったところか

ビールの人の方は

「僕は飲み屋でいたら、麻雀を打つようになったんだけどここでしかやった事がないんですよ。」

と、赤ら顔で言ってきた。

『そうですか』以外の感想を思いつかなかったので省略した。

さっそく闘牌の開始である‥と、その前に

「ルール表を見せてください。」

というと

「ああ、誰かがもってっちゃいました。」
と言われた。  すさまじい、盗癖の人もいたものである。

「とんでもない物を盗んできました、ルールブックです。」と銭形の声でリフレインした。

で、開局。
47000点の弟子をまくる私。
ビールの人は

「うわー、この人達プロだ!」

と言っていたが、私の見せ場はここで終わりである。

次戦、ビールの人は親倍を上がり、54000点になる。俺との差は25000ぐらい、弟子とは20000点。 

ただ、もう一人の人がほぼない。

「ここ、60000点終了ですか?」と聞くと

主夫「55000点す。」と言われた。結構重要じゃねーか!?

すると、弟子から立直。 と、その牌をビールの人が

「チー!あ、間違え!ポン!これどーなるの?」

主夫「場に千点出して、鳴けません。」

先程に続いてビックリの裁定である。(これは後ほどこの場だけの決めで‥という感じになる)

しかし、トップ目の親から1000点出たってことは‥一発も消えてない‥

弟子「一発ツモ!メンピン一発ツモ赤裏でハネマン。」

トップ目から1000点出て一本場で20400点差縮まり大逆転である。

これには、ビールの人も頭を抱えていた。
一言「ポン」と発生するか、鳴かなければトップだったという事を後悔しているのだろう。

そして、弟子はその後もトップで、ビールの人は

「すいません、お茶ください。」と言って、お茶を流し込むと

「この女の人‥めちゃくちゃ強いんだけど!」と言っていた。そして、新たにチップを購入していた。

私も懐から1万Gを出そうとしたが、ぎりぎりセーフだった。途中、赤5ソーガン牌に気づいたら、交換して赤5がレインボー5になったりしたり

↑の手をテンパり

『俺の567(コロナ)は三色とか甘いもんじゃねーぞ…』と不謹慎な事を思ったが、安手で流された。牌も空気が読めるのか。

全員殲滅である。弟子の一人勝ち。

で、麻雀が終わると女将が下から上がってきた。
「あらあら!初めは調子良かったのに、残念でしたね。」と、私のチップを数えた。少ないのですぐに数え終わった。
こんな結果になるなら、初めに調子こいた発言をしなければ良かった‥。

弟子はたっぷりのチップを数えて、大勝を噛み締めていた。

なんか「ガルガル。」みたいな事を言っていた。
おそらく、ライオンを意識しているであろう。

帰りに女将から大量のゲーム券を貰った。
一人5枚も貰ったので2500G相当だ。

これは嬉しいし、料理も美味しそうなのでこのお店はまた来ようと思った。

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