塩分あればおいしい食卓
こんにちは。
テレワークとは程遠い生活を送る青木です。
お仕事があるのはありがたいことですが手洗いマスクで自衛に努める毎日でございます。
転職しよう。
そうしよう。
お金を稼ぐことはかなり大事ですが、健康は得難く維持するために手間を惜しむべきでないですからね。
私は幼少の頃よりそこそこ貧しい生活を送っていましたが、金銭に余裕のない家庭の食事を想像できますか?
カップラーメンは高級品なのではずれです。
ダシを取るのは余裕の証
母が最初の入院をしたころ料理の支度は父の係でした。
家事のすべてを担っていた母に代わって父が作ったみそ汁の味は忘れません。
下がしびれるほどしょっぱいみそ汁。
ガンガンにお湯を入れて薄めて食べた思い出の品です。
私が中学に入ると父となんとなく分担して家事をするようになります。
私の料理の師匠は「きょうの料理」の土井先生。
ふむふむ。
だしはぐつぐつ煮てはいけない。
ふむ。
でもこれかつおだしだよね。
うちは煮干しだから関係ないか。
煮干しの頭は取る…ふむふむ。
でももったいないから全部入れよう。
醤油おおさじ1
砂糖小さじ1
…
え?こんだけ?
全然色付かないじゃん。
味見しても薄いしダメダメ!
と、いうことで料理番組から
「材料」と「調味料」の種類だけを参考にさせていただき自己流料理を極めました。
弟にとっての実家の味とは私が開発した「あんかけ豆腐」らしいです。
味の素は甘えなので使ったことはありませんでした。
罰当たりな…
大さじ=おたま
あんかけ豆腐の主な材料とレシピを紹介します。
・とうふ 1丁
・ニンジン 適量
・玉ねぎ 適量
・しめじ 適量
・醤油 おおさじ1
・酒 おおさじ1
・水 おおさじ3
・水溶き片栗粉 適量
水切りした豆腐を油を多めに引いたフライパンで揚げ焼きにします。
油跳ねを気にしたら負け、焦げるくらいが勝ち組。
野菜類は適当に炒めて調味料をたっぷり入れて水を入れます。
ポイントとしては味を濃くすることです。
味の無い豆腐をご飯のおかずにするんですからね、当然です。
野菜に火が通ってとろみをつけたら豆腐にかけて完成です。
ちなみにこちらはどんどんバージョンアップしていきます。
豆腐は素直に揚げた方がおいしいです。
この料理の最終到達地点は、そうです。「あげ出汁豆腐」です。
テレビでやってたあげ出汁豆腐を自分流にアレンジしすぎた結果塩分モンスターを生み出していました。
味が濃い事に目をつぶればおいしいので、皆さんもお好みの塩分濃度に調整して作ってみてはいかがでしょうか。
増塩食事の代償
我が家がなぜここまで濃い味になったのかを冷静に分析すると、自己流の料理だったこともあるのですが父が酒好きで、薄いと文句を言われるのが一番でしょう。
さらに「味の素」などの顆粒だしを使うのは罪深い行為と教えられていたので出汁についての認識が無かったからです。
出汁が効いていると塩分少なくても平気なんですけどね。
ということで塩もりもりの食事の代償は健康状態に現れます。
≪私の体調≫
・膀胱炎なりがち
・生理痛ひどい
・PMSひどい
・体がむくみがち
≪弟の体調≫
・風邪ひきがち
・筋肉がつかない
・アレルギーひどい
≪父の体調≫
・高血圧
私の膀胱炎がかなりしんどかったです。
常に膀胱炎でした。
思春期の女子はこの悩みを父親には話せず一人苦しんでいました。
しっかり治療をできたのは高校を出てからです。
我が家のように貧乏だと出汁をとる余裕も無いでしょうが、塩分濃度だけは気を付けた方が良いでしょう。
食卓のは何のためにあるのか
私が実家を出るまでに囲んでいた食卓は団らんや楽しみとは程遠いモノでした。
家族全員が効率よく腹いっぱいになるための仕組みでしかなかったです。
弟だけは私の料理をほめてくれたから頑張れたかな。
(…まぁ褒めないとぶちギレる怖い姉だっただけかもしれないけど)
当時私たちは貧乏でした。
お金が無くて電気ガス水道はしょっちゅう止まるし、学費だって滞納している状態。
お金が無いだけならよいのだけど、私たちはとても仲が良くありませんでした。
母亡き後頑張って私たちを育ててくれた父…と言いたいところですが現実は厳しく、私の借りた奨学金を当てにして生活していました。
家族の形にこだわる父でしたがそれを保てない自分の体調と状況、そしてうまくいかない仕事で心と体のバランスをどんどん崩していたのです。
そして思春期真っただ中の私。
食べ盛りの弟。
西尾維新原作のアニメ、猫物語の中の名言が思い起こされます。
親が子供と仲が悪いっていうのはもうそれだけで虐待みたいなものなんだよ。家族はいなきゃいけないものではないけれど、いたらうれしいものであるべきなんだ。(アララギ母)
家に帰るのが楽しみな家庭が、あるらしい。
今夜の晩ご飯が好物のハンバーグだといって早く帰る家が、あるらしい。
親と喧嘩しても仲直りする方法が、あるらしい。
そういったことを知らずに大人になってしまったので、お付き合いした人との関係も今思えばいびつだったと思います。
主人との結婚生活で学んだり、お互いの考えを理解して少しづつですが私の欲しい家庭像が見えつつある今日この頃です。
私は家族のためのおいしい食事をつくってお家をまもる主婦でありたいのです。
さて私の作る料理の腕前ですが…今は薄味に徹しています。
結婚してから主人に「味が濃くて無理。高血圧なる」といわれたからです。
確かにアジの南蛮漬けならぬ醤油漬けみたいな濃い味を出されたら生命の危機を感じるでしょうね。私も今ならわかります。
気付かせてくれて感謝です。
相手のことを思って作ると自然と料理が上手になる。
そう思いませんか?
そして料理初心者のみなさん。
一回でいいので料理番組のレシピを信じてみてください。
信じて作るとめっちゃおいしくなります。
そうすることで自分の料理を見つめなおすきっかけになるかも!
青木公代はあなたの脱・塩分過多を応援します(何)
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