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ダスキン編②【始めての浴室クリーニングのお客様】⁡⁡


2016年の12月、
毎週水・金曜日は「レンタル部門」、

その他の日は休みを除いて「おそうじ部門」の仕事をしていました。


入社して2ヶ月が経ち、完全に経験値がゼロの状態だったレンタル部門は、

マットやモップの名前を覚えていき、

レンタル品を置かせて頂く会社の担当の方からも、徐々に知ってもらえるようになりました。




『問題なく配達できるようになってよかった。

とりあえず第一関門クリアだな』




そう胸を撫で下ろした僕の次の課題は
『おそうじ部門』での仕事でした。



ダスキンのおそうじ部門にはサービスマスターという“プロのお掃除”をする部門があり、
僕はそこにいたのですが、



『サービスマスター』が行う仕事は、

エアコンクリーニング・床ワックス洗浄・ガラスクリーニング、


浴室やレンジフード・キッチン・トイレなどの多種にわたりました。



そして浴室クリーニングの料金は1回17000円(僕の働いていた当時の料金)、
レンジフードクリーニングは約18000円でした。



床のワックスや、ガラスクリーニングはアルバイト時代もしていたのでスムーズにできたのですが、



『新人の自分がお客様から、

お風呂のお掃除で17,000円という大きなお金を頂いても大丈夫だろうか?』




という不安がありました。


(今振り返ってみると誰もが最初は未経験で、みんなそこを乗り越えよう踏ん張ってるんですよね^^。

ちょっと自分の考え方が傲慢でした🙏)




先輩のお風呂の現場に同行させてもらったり、

DVDを見て綺麗にする流れ、素材によっては使ってはいけない洗剤を知り、


そして何より、、



お忙しい中、鈴木社長がわざわざ夕方に時間を取ってくださり、


2ヶ月間、週に3回程、

30分の質問タイムと掃除の仕方のレクチャーをして下さいました。




(新人の僕の時間の重さと、

会社を背負っている“社長の時間”の重さは確実に違う。

絶対に結果でお返ししないといけない。)



そしてついに、

ついに初めて1人で浴室のお掃除をする日がきました。



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今でもその時のお客様のお名前、住所、浴室の型を覚えているのですが、


まず事前見積り(下見)でお客様がお困りのことをお聴きし、

不足の事態に備え道具を多めに積んで、出発しました。

ーーー



お客様のお困りは壁面のタイルのカビと、

浴槽が少し動かせるタイプで、その下に汚れがかなり蓄積しており、

ニオイが気になるということでした。



まずはカビ取り剤を全体に掛けて汚れを弱らし、

10分待ったのちシャワーを全体にしっかりかけて大部分のカビを除去する。




『よし、予想通りカビが落ちてる』





その次はカビ取り剤で落ちなかった壁面の水アカを別の洗剤と道具で除去、


傷がつきやすい蛇口はメラミンスポンジを水に濡らし、優しくこする。



その後窓ガラスとサッシ、換気扇カバーをキレイにした後、

メインとなる浴槽を動かし下に取り掛かりました。



ここからは濃いめの洗剤を塗布した後、

顔を床付近まで近づけ、

とにかくブラシと粗めのあるスポンジで擦り、水を流すの繰り返し。




取り掛かり始めて1時間が経過した後、

浴槽の下はすごく(すごく)綺麗になりました✨



そして元の位置に戻し、浴室全体の水気をタオルで拭きあげて完了。



リビングにいらっしゃるお客様を呼びに行き、
仕上がりを見て頂きました。



(なんて言われるんだろう? 大丈夫であって欲しい)




そう緊張する僕に、15秒程中を見たお客様が振り向き、





『凄く綺麗になったよ。

浴室の嫌なニオイもなくなったし、ありがとうね』




この言葉に心から安心したことを覚えています。


そして帰りの車で喜びが込み上げてきて、


会社に戻り、夕方の勉強会で社長に報告。



『青木君、うまくいってよかったよ!凄いね』


『ありがとうございます!完全に社長のおかげです!

ただまだ至らない部分がわかったので、ここについて、、、』





こうして僕のプロのおそうじの、本格的な道が始まりました。



最後まで読んで下さり、ありがとうございました😊✨



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本から学んだ素敵な言葉


『せかいは変わらない。
じぶんは変わることができる。

変わらないせかいの中で今の自分を選ぶ。


そのとき世界が変わっていく。』




『リスクはどんなことにも必ずついてくる。

でもリスクを心配して動かなければ、可能性は0になってしまう。』



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