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エヴォ型悪リザデッキにおけるツールジャマーの採用について(シティベスト8構築)

こんにちは。あおかげ(@aokagepokeca)という名でエントリーしているポケモンカードプレイヤーです。

2023年11月19日に開催されたシティリーグ 2024シーズン1 トーナメントセンターバトロコ 新津田沼駅前店(61名参加)にて予選4位抜け、決勝トナメ1回戦負けの結果でした。

今更エヴォ型悪リザデッキで語ることも少ないですが、他のデッキに採用が少ないカードを採用した理由だけ記録として残しておきたいと思います。
最後までお読みいただけると幸いです。

当日使用デッキレシピ

◾️ツールジャマーの採用

私がこのデッキを使うにあたって譲れないポイントだったのがツールジャマーの採用でした。

Eレギュのカードなのでもうすぐ使えなくなる・・・はず。

具体的にどの場面で使うのか。

1.相手のHPを下げる

例えばミライドンデッキのライコウVが後攻1ターン目から攻撃してきた場合、そのライコウVに勇気のおまもりが付いてHPが+50されHP250になっていたとします。
上手く悪リザードンexに進化できたとしても、まけんきハチマキやげんきのハチマキでは240、220打点しか出すことが出来ず、倒す事が出来ません。
しかし、ツールジャマーであればHPが200に下がったところに210打点を叩き込めるので倒す事が出来ます。

同様に、テツノカイナexに勇気のおまもりが付いているとHP280。
サイドが2枚取られている状況ではまけんきハチマキでも270打点しか出ませんが、ツールジャマーであればHP230に対して240打点で倒せます。

他の例としては、くるいえぐるをしたトドロクツキexにブーストエナジー古代が付いていた場合、90打点を与える必要が出てきます。
しかし、ツールジャマーがあれば30打点で良く、ヒトカゲでも倒せるという可能性が生まれます。

・・・まぁ、ここまで書いたことはロストスイーパーでも同じことできます。

2.相手の打点を下げる

悪リザードンexの使用率が多いため正義のグローブを採用したデッキが散見されました。実際、シティーリーグの予選でも2回使われました。

悪ポケモンへの打点+30、ようやく日の目を浴びる。

バトル場の悪リザードンexにツールジャマーを付けておくことで、1回の攻撃で倒されるリスクを低減させます。
たとえば、ライチュウVのダイナミックスパークの要求エネルギー枚数が1枚下がったり、ミラーマッチにてサイド4取り進めた状態で300+30ダメージでこちらの悪リザードンexが倒されます。

3.相手の展開を妨害する

こちらが先行を取った時にリザードンexデッキのミラーマッチだと分かったら、バトル場のポケモンに貼っておく事で相手の後攻1ターン目エヴォリーションを妨害することが出来ます。
理論値であり実際成功するかは微妙なところですが、その可能性も考慮してタウンデパート2枚採用にしていました。

4.つまり?

ここまで書いてきたことは割とピンポイントメタ気味な行動です。
しかし、シティリーグという予選5回戦で1回しか負けられないマッチアップにおいて意図しない行動をされる可能性は大いにあります。
つまり、直接的に自分のデッキのパワーを上げる訳では無いですが、負けの可能性を潰せるカード。相手の上振れを咎めるためのカードとして、このカードの採用に至ったという訳です。


■フトゥー博士のシナリオの採用

続いて紹介するのはフトゥー博士のシナリオ。

テキストは単純明解

1.悪リザードンexを手札に戻す

当然の使い方ですが、ダメージを負った悪リザードンexを手札に戻す事により相手の攻撃1回を無かった事にできます。特にミラーマッチにて中盤に起こりがちな210~240打点による殴り合いを一度透かせるのは大きい。
エヴォ型の利点としてリザードが多めに採用しているため、ベンチにリザードが居れば手札に戻した悪リザードンexをすぐさま進化させ、特性と合わせて攻撃に移ることができます。

デメリットとして、悪リザードンexに付いているであろう炎エネ2枚がトラッシュに送られてしまいます。
今回のデッキレシピでは炎エネ7枚採用であり、1試合の中で使用する内訳はエヴォリューション用で1枚、悪リザードンex2体で2枚×2、かがやくリザードンで1枚(+サイド落ち等不測の事態1枚)であり、悪リザードンex3体目を活用する場合すごいつりざおによる炎エネルギーの山札へ戻す工程が必要になるため、実運用は中々シビアなところもあります。

2.入れ替え手段

このデッキレシピでは入れ替え札があなぬけのひも1枚だけであり、ジェットエネルギーも無い事から逃げる手段に乏しいです。逃げるエネルギーが無いポケモンも居ません。そのため、ビーダル等がバトル場に呼び出されてターン稼ぎをされそうになった時に緊急的に入れ替え手段として用いることもあります。
また、かがやくリザードンで攻撃後に相手がそのままターンを返してきた場合、逃げるエネルギー3個は払えないため次のターン何もできないなんてこともあり得ます。

3.結局のところ

なんだかんだ理由付けしていますが、パックから当たったため使いたかったというのが一番です。
カードゲームって、やっぱり自分でパックを買って当たったカードを使いたいじゃないですか。そういうことなんです。

■まとめ

悪リザードンexはHPが高くて耐久力があり、特性によってエネ加速出来るため簡単に攻撃が出来るポケモン。
そのカードをメインに置いたこのデッキにおいて、より勝ちを得やすくするためにどうすればいいのか考えた結果、デッキの上振れを大きくするのではなく負けづらいプランが取れるカードの採用を多くすることにしました。

そうして選ばれたのが「ツールジャマー」と「フトゥー博士のシナリオ」でした。

シティリーグ 2024シーズン2やCL京都ではEレギュレーションのカードがまだ使えるため、今回のnoteを読んだ方が悪リザードンexデッキにおいてこの2枚を採用候補として検討していただけると幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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